ちくま文庫<br> へろへろ―雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々

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ちくま文庫
へろへろ―雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480435835
  • NDC分類 369
  • Cコード C0195

出版社内容情報

最期まで自分らしく生きる。そんな場がないのなら、自分たちで作ろう。知恵と笑顔で困難を乗り越え、新しい介護施設を作った人々の話。解説 田尻久子

内容説明

福岡の街中に、毅然としてぼけた、ばあさまがいた。一人のお年寄りが、最期まで自分らしく生きるために、介護施設「よりあい」が始まる。「自分たちで自分たちの場ちゅうやつを作ったらよかっちゃろうもん!」熱くて型破り、超個性的な人々が、前代未聞の特別養護老人ホームの開設を目指し、あらゆる困難を、笑いと知恵と勇気で乗り越えていく実録痛快エッセイ。

目次

へろへろ発動篇
濁流うずまき突入篇
資金調達きりもみ爆走篇
ひとりぼっちのヨレヨレ篇
ぬかるみ人生浮沈篇
ケ・セラ・セラ生々流転篇

著者等紹介

鹿子裕文[カノコヒロフミ]
1965年福岡県生まれ。編集者。ロック雑誌『オンステージ』、『宝島』で編集者として勤務した後、帰郷。タウン情報誌の編集部を経て、1998年からフリーの編集者として活動中。杉作J太郎が率いる「男の墓場プロダクション」のメンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

110
誰かがしなければならないこと。それを目の前にあるからと出来るのは、とても稀有で尊い事だ。その人が取り掛かることで必ずついてくる人が出来る。そうして介護所は出来上がった。下村恵美子のような人は、日本に何人もいるだろう。でも十分じゃない。勢いだけで引っ張る人がいないとどうにも進まないことは本当にある。ここでは、そこに、谷川俊太郎まで巻き込まれた。色っぽいおじいさんめ。下村さんが、ゆっくり過ごさせてもらえる所がありますようにと願ってやまない。2020/09/30

mayu

75
1万円選書。介護施設で働く人たちのお話。読みやすく洒落がきいて面白い。初めはお寺の部屋を借りて始まったデイサービスが、資金繰りをして、多くの人の協力を得て介護施設になるまで。何かを成し遂げるためには情熱と志を同じくする仲間がいる。誰かのために全力で動ける下村さんの行動力はすごい。一人の困ったお年寄りから始まったこの施設。どんな人でも除外しない、その人に沿うような介護。住み慣れた地域で、見慣れた人たちと一緒に。そんな願いを実現している。2020/11/20

TakaUP48

73
おしっこまみれ、ゴミまみれ、でも毅然と一人暮らしをし「野垂れ死ぬ覚悟」の大場ノブヲさんに出会った下村恵美子。どの施設もお断り!駆け込み寺?!伝照寺が一肌脱いで始まったのが、「宅老所よりあい」の始まりだ。「ぼけても普通に暮らしたい」に対応する宅老所。この活動の資金稼ぎの一つに筆者の雑誌刊行が白羽の矢!好きなように作って良し、ただし利益を出せ!雑誌「ヨレヨレ」は始まる。やがて「よりあい流の特養」建設のために、第三の男・村瀬孝生が登場。資金集め、補助金申請対策に汗し、2015年開所!スタッフの格闘が感動と涙!2022/05/28

キムチ

49
福岡の色味強い宅老所の奮闘記。筆者は元来、編集のプロとあり滑り過ぎる程の饒舌。個人的には合わないのでかなり読み辛かった。地元では有名とあるが、この手の「おばあさん、下村、村瀬」の顔ぶれは各県に一つはあろうかと。2000年からこの類で動き出した私。周囲にも有るあるこの話題。事の是非は知る人ぞ知る・・で。通り一遍では「こういった施設に入りたい」「介護は心、人と人の縁結びで温かい交流がないと」・・とは言うが実際、日勤夜勤、月火水金金金、盆暮れ無での連日8時間勤務は口に出せぬ辛いもの「今より」かなり過酷。毛穴から2023/11/25

ちえ

41
介護保険が始まる前の1991年にそれは始まった。一人の困ったお年寄りから始まったお寺を借りたデイサービス。すごい。一番感動したのは地域密着型特養開設までの部分。エネルギーが半端なく凄い。大変なのに楽しめる、私もあったなと思ったり。今、来年度の介護保険の報酬改定で色々な話が出てきて、介護はどんどん窮屈に、改訂改定でわけわからなくなってきているんだけど、根っこはこれだなって。すごく良かった。それにしても谷川俊太郎氏の着てるシャツをその場でチャリティーオークションしちゃうって、すごすぎる(≧▽≦)2023/11/15

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