出版社内容情報
生まれ育った工業地帯、ロックや文学との出会い、学生たちとの交流、言葉をめぐる冒険。名翻訳家による笑いと涙と懐かしさが込み上げる決定版。
柴田 元幸[シバタ モトユキ]
著・文・その他/編集
内容説明
言葉をめぐり膨らむ妄想。例文が異常に面白い辞書。「貧乏」と「貧乏性」の違い。名曲の斬新過ぎる解釈。そして工業地帯で育った日々の記憶。講談社エッセイ賞受賞作『生半可な學者』、ロックの偉人たちを愛とユーモアたっぷりに語る『ロック・ピープル101』収録作をはじめ、翻訳家として知られる著者が、1980年代から現在まで様々な媒体に発表したエッセイから自選した、文庫オリジナル決定版。
目次
1 日々の実感(狭いわが家は楽しいか;生半可な學者 ほか)
2 文化の観察(アメリカにおけるお茶漬の味の運命;甘味喫茶について ほか)
3 勉強の成果(ドゥ・イット・ユアセルフ・ピンチョン・キット;異色の辞書 ほか)
4 教師の仕事(ある男に二人の妻がいて;死んでいるかしら ほか)
5 不明の記憶(ロボット;どくろ仮面 ほか)
著者等紹介
柴田元幸[シバタモトユキ]
1954(昭和29)年、東京生まれ。アメリカ文学者。東京大学名誉教授。翻訳家。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞受賞。『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞受賞。トマス・ピンチョン著『メイスン#ディクスン』で日本翻訳文化賞受賞。ポール・オースターなどアメリカ現代作家を精力的に翻訳するほか、文芸誌「Monkey」の責任編集を務めるなど、幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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