ちくま文庫<br> 狂い咲け、フリーダム―アナキズム・アンソロジー

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ちくま文庫
狂い咲け、フリーダム―アナキズム・アンソロジー

  • 栗原 康【編】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 筑摩書房(2018/08発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480435354
  • NDC分類 309.7
  • Cコード C0112

出版社内容情報

国に縛られない社会とは? 気鋭の研究者が編む。大杉栄、伊藤野枝、中浜哲、朴烈、金子文子、平岡正明、田中美津ほか。帯文 ブレイディみかこ

栗原 康[クリハラ ヤスシ]
著・文・その他

内容説明

国にも家庭にも会社にも縛られない。権力に抗っても、正義や理想にがんじがらめになったり自己規制したりしちゃ意味がない。あばれろ。心臓がバクバクするような生の躍動感をとりもどせ。そんな人々の文章と生き方を気鋭の研究者が個性溢れる文で紹介。大杉栄、伊藤野枝、辻潤、中浜哲、朴烈、金子文子、石川三四郎、高群逸枝らから、現代の田中美津、だめ連以降まで。

目次

第1章(大杉栄(1885‐1923)―生きる力があばれだす(栗原康)
伊藤野枝(1895‐1923)―結婚制度そのものをぶっつぶせ(栗原康)
辻潤(1884‐1944)―自分を捨てろ、人間さえも捨ててしまえ(栗原康)
中浜哲(1897‐1926)―それがいかがいたしましたか?(栗原康)
金子文子・朴烈―テメエの不逞を武器にしろ(栗原康)
朴烈(1902‐1974)―「働かずにどんどん食い倒す論」
金子文子(1903‐1926)―「第十二回訊問調書」)
第2章(石川三四郎(1876‐1956)―地はだれのもの?土民起つ!(栗原康)
八太舟三(1886‐1934)―経済はいらない(栗原康)
高群逸枝(1894‐1964)―家庭をケトバセ!(栗原康)
八木秋子・宮崎晃―窃盗の仁義?コミューン起つ!(栗原康)
八木秋子(1895‐1983)―「言葉・表現」
宮崎晃(1900‐1977)―「農民に訴う」(抄))
第3章(向井孝(1920‐2003)―「反運動」の躍動感(栗原康)
平岡正明(1941‐2009)―あらゆる犯罪は革命的である(栗原康)
それから(栗原康)
田中美津(1943‐)―とりみだした生をいきてゆきたい(栗原康)
神長恒一(1967‐)―だめ連、そして「働かない、ゆえに我あり」(栗原康)
矢部史郎・山の手緑 地図はなくてもあるいてゆける(栗原康)
矢部史郎(1971‐)―「道路に屈服しないために
山の手緑」(1970‐)―「暴力、大切」
マニュエル・ヤン(1974‐)―爆発的な言葉の力(栗原康))

著者等紹介

栗原康[クリハラヤスシ]
1979年埼玉県生まれ。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

黙れ花咲舞・寺

54
栗原康によるアナーキズム文集。大杉栄、伊藤野枝から始まり現代の生存中の人達のものが収録。栗原康がとにかく大杉&野枝贔屓なのは解る。野枝さんの文に田舎の人間関係礼讚がありちょっとイメージダウン。石川三四郎や高群逸枝みたいな転向した人も取り上げる。やはり読んで面白いのは「シラカバ派の知識人」(©呉智英)こと平岡正明。ページ数の関係で竹中労が載ってない代わりに竹中の人物紹介。『黒旗水滸伝』を読むのが楽しみである。生存中活躍中の人達の文章はやはり現代的テーマで面白く勉強になる(特に矢部さん)。良いアンソロジー。2018/08/26

阿部義彦

19
著者は確か安倍晋三にションベンを引っ掛けろ!と絶叫してそれを実行した人らしい。(安倍晋三の「美しい日本」をまとめ買いしてソレに放尿したらしいです。)有りそうで無かったアナキズムのアンソロジー。ちくま文庫らしいです。前段が著者による、その人物のバイオグラフィー、後段がその人物の著した著作物と言う成り立ちです。時代順に並んでますので現代に近い方は私も知っている(平岡正明以降→だめ連等)方がチラホラして親近感を抱きました。私流にアナキストを解釈すれば、他人など当てにするな先ず自分から声を上げろ!という事かと。2018/09/06

猫丸

14
20世紀以降の日本のアナキストの文章紹介。秩序と反秩序、人間の性行として自然なのはいずれか?これが象徴的に表れるのが反喫煙キャンペーンである。fuck the clean society! の叫びに返ってくるのは非国民の称号だ。非国民上等。オレはあんた達の決めた民主主義に賛成した覚えはないぜ。働かない、故に我ありだぜ、というスタンスを貫くのは、それはそれで疲弊しないかなあ? ラーメン屋に行列する、土足厳禁のクルマを持つ、街中に監視カメラを設置したがる。そんな奴らと同じDNAを持つとは、やれやれなんだが。2018/11/24

チェアー

11
アナキストのアンソロジー。抜粋や短文しかないので、エッセンスだけだけど、人ごとにそれなりの特徴があって面白いひともいる。金子文子の調書は強烈。現代のアナキストはほとんど紹介される機会がないので貴重。2018/10/15

ロア

10
野枝ちゃんの別格感がハンパない!2019/02/11

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