出版社内容情報
可笑しくて何度も吹き出すエッセイ。金魚の飼い方から墓づくりまで、全てはテクが握っている。日常的なものから死生観まで。解説 しりあがり寿
内容説明
自動販売機の、あのびっくりするほど小さな穴に小銭を入れる。なぜそんなことができるのだ。人は思わぬところで絶妙な「テク」を使っている。一方で、録画予約をすると、きまって別の番組が録画されている者もいる。金魚の飼い方。旅の流儀。きっとあなたは、「テク」にひそむ謎の世界に魅了され、封筒に入ったカメを送られた気分になる。驚嘆の文庫版あとがきを増補。
目次
序章 金魚の飼い方・育て方
第1章 リコーダーの男、その他の男
第2章 葬儀の席に必ずいるバカ親戚
第3章 さっしのいいファッションモデル
第4章 「はじめての」の世界
第5章 墓地えらび墓づくり
第6章 改造、この魅力的な世界
第7章 問題解決プロフェッショナル
第8章 旅の流儀
第9章 最後のテク
著者等紹介
宮沢章夫[ミヤザワアキオ]
1956年静岡県生まれ。劇作家・演出家・作家・早稲田大学文学学術院教授。90年、演劇ユニット「遊園地再生事業団」を結成し、1993年戯曲『ヒネミ』(白水社)で岸田國士戯曲賞を受賞、2010年『時間のかかる読書』(河出文庫)で伊藤整文学賞(評論部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。