ちくま文庫<br> キオスクのキリオ

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ちくま文庫
キオスクのキリオ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480434234
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「人生のコツは深刻になりすぎへんこと」。キオスクで働くおっちゃんキリオに、なぜか問題をかかえた人々が訪れてくる。連作短篇。イラスト 森下裕美

東 直子[ヒガシ ナオコ]

内容説明

とある郊外の駅のキオスクに勤めるキリオは関西弁の中年男。彼は訪れるさまざまな人と、「袖すり合うも多生の縁」を持ってしまう不思議な男だ。本人にはその気が無いのに、結果としてはなぜか人生相談になり、妙に深い関わりを持つことになる。人徳か?脇が甘いのか?文庫化にあたり、『大阪ハムレット』の森下裕美がキリオを描き下ろし。意味深なひと言をじわっと投げかけてくる。連作短篇集。

著者等紹介

東直子[ヒガシナオコ]
1963年生まれ。歌人・作家。2006年に『長崎くんの指』(文庫『水銀灯が消えるまで』)で小説デビューし、以後、多数の小説作品、またエッセイ集を発表。1996年、歌壇賞を、2016年、『いとの森の家』で坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

147
自分なら面倒くさいというか、ややこしい人だなと思う人達が、なぜかキオスクに働いているキリオに寄ってくるという話。ホントになぜだか面倒くさい人とか、ややこしい人とかに好かれる人っているよね。そのキリオが、かわいいというかなんかいいんだよね。キリオのしゃべる関西弁が心地よく、会心の一撃級の人生についての一言がたまらない。放っておけない不思議なキャラクターですね。ああ!キリオ、また変なのに絡まれてるわ、とにかく頑張れ~と応援しながら、読んでしまう不思議な連作短編集でした。2018/05/20

ゴンゾウ@新潮部

101
キオスクで働く大阪生まれのおっちゃん、キクオ。冴えない中年なのだが、何故だが人が寄ってくる。そしてもててしまう。優しい語り口とノーと言えない性格。こんなおっちゃんがいないかな。2019/10/12

chimako

97
東さんの本は書名が絶妙である。どんな話?と興味をひく。新聞とつまみに囲まれた風采の上がらないおじさんが表紙。これが「キオスクのキリオ」なんだろうと想像する。このおっちゃん、実にイライラする。何だかんだとキオスクの販売口に来るワケわからない人たちに良いように翻弄される。押しの強い客に押しきられ家に入れ、住み着かれ、とつぜん出ていかれたりする。子どもにまで付け入る隙を与える。けど、このキリオ、憎めないし「こういうのも有りかもな」と思ってしまう。さいごの二編が好きだった。キリオのうまれた経緯はあとがきで。2020/09/22

小梅

77
タイトル買いした本。初読み作家さんでした。 表紙からのイメージとは少し違って微妙な感じでした( ˘ω˘ )2017/06/13

ばう

72
★★★『とりつくしま』以来病みつきになってしまった現実のようなそうでないような不思議な世界を描く東さんの連作短編集。大阪弁を話すキリオさんはキオスクの店員さん。どこにでもいそうなおっちゃんなのに悩みを抱える人達が彼の元にやって来てあれこれ相談をもちかける。そのどう考えても無理でしょうという願いをスルリと受け止めてくれるキリオさんはほんまにええ人やなぁ。理不尽とも言える願いも聞いてくれて彼らのいいように流されているようで実は芯の部分は決して流されていないキリオさん。だからみんな彼のところにやってくるのかな?2022/03/21

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