出版社内容情報
マジックリアリスト、エリクソンの幻想的描写が次々に繰り広げられるあまりに魅力的な代表作。空間のよじれの向こうのに見えるもの。解説 谷崎由依
スティーヴ・エリクソン[エリクソン,スティーヴ]
島田 雅彦[シマダ マサヒコ]
内容説明
幻覚的描写が次々に繰り広げられる圧倒的に魅力的な小説。空間のよじれの向こうに、もう一つの“アメリカ”が立ち現れる。第一部は仮釈放されて図書館で働くケール、第二部は南米のジャングルで生まれ育ったキャサリン、第三部は「もうひとつの数」の発見から物語は始まる。そしてどことも知れない場所へ。T.ピンチョン絶賛の著者の、代表作!
著者等紹介
エリクソン,スティーヴ[エリクソン,スティーヴ] [Erickson,Steve]
1950年米国カリフォルニア州生まれ。小説家。マジックリアリズムとSFと純文学を越境する作家として知られる。1985年『彷徨う日々』でデビュー
島田雅彦[シマダマサヒコ]
1961年東京都生まれ、川崎育ち。著書に、『夢遊王国のための音楽』(野間文芸新人賞)、『彼岸先生』(泉鏡花文学賞)、『退廃姉妹』(伊藤整文学賞)、『カオスの娘』(芸術選奨文部科学大臣賞)ほか多数。芥川賞選考委員。法政大学国際文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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