ちくま文庫<br> 風山房風呂焚き唄

個数:
電子版価格
¥990
  • 電子版あり

ちくま文庫
風山房風呂焚き唄

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月25日 04時26分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480433787
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

明治文学者の貧乏ぶり、死刑執行方法、ひとり酒ほか、長編エッセイ(表題作)をはじめ、旅、食べ物、読書をテーマとしたファン垂涎のエッセイ群。

山田 風太郎[ヤマダ フウタロウ]

内容説明

執筆上のうっかり話、明治の文学者の貧乏ぶりから死刑執行方法、はては「一握の牌」という歌つくりまで、妄想はばたく長編エッセイ(表題作)ほか、旅、食べ物、読書をテーマに、著者の万華鏡のような魅力があふれるエッセイ集。

目次

1 のんき旅(途中下車無用;山中の花;高士の旅 ほか)
2 食はおそうざいにあり(オキュート;ひとり酒;ばんめし ほか)
3 読書ノート(挫折した人間としてとらえる―『真説宮本武蔵』(司馬遼太郎)
人生の本―『漱石書簡集』
書店的書斎の夢 ほか)
4 風山房風呂焚き唄

著者等紹介

山田風太郎[ヤマダフウタロウ]
1922年、兵庫県養父郡の医家に生まれる。『甲賀忍法帖』『くノ一忍法帖』などで数々の“風太郎忍法”を生み出し忍法帖ブームをまきおこす。1997年第45回菊池寛賞を受賞。2001年、7月28日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ribes triste

12
いいタイトルだなぁ、と思う。読書ノートと表題作の一連の随筆が面白い。風太郎氏の作家評が読めたのが嬉しい。様々な逸話をつなげていくのが、本当に上手いのです。作家のケアレスミスの話は読んでいて、笑ってしまいます。「崇る」と「祟る」、違いに気づくのに数分要しました。情けない。2016/08/30

Katsuto Yoshinaga

4
言いたい放題である。旅エッセイでは、「(古都や古墳に対して)消えて惜しいようなものが日本にそれほどあるか」「鄙びたなんて、ウス汚いの言い換えだ」等々を宣われ、食エッセイでは、「好きなものは、主菜10品、副菜10品、汁物10品程度で、ウィスキーに合うものを食す」と宣われている。実に愉快痛快である。読書や麻雀、別荘暮らしの身辺雑記なんかは、真摯であり奥ゆかしく、妙にとらえどころがない。これもまた、山風先生の魅力だろう。定期的に刊行されていた本シリーズも終了のようで、なんだか寂しい…2016/10/10

法水

4
「小説推理」に1年間連載された表題作(風山房は蓼科にあった著者の山荘の名前)の他、旅や食事、読書に関する文章を集めたエッセイ集。「T・K・K」と題された一篇はDAI語を先取りしたかの趣で最後のオチも含めて大笑い。「T・K・K」が何の略であるかはぜひ本書で確かめられたい。麻雀に熱中していた著者が石川啄木のパロディで作った「一握の牌」も面白い。「試運転中の夢の超特急ひかり」に推理作家仲間と乗る機会があったというのも貴重な証言。オリンピックの準備が間に合うのかという話も出てきて、今とシンクロする。2016/09/22

けけくち

1
風太郎ほぼ全読破チャレンジ4冊目。前半の旅パートでは、現代の中国人観光客が言われてるようなことを「日本人の国民性」とか決めつけてる。風太郎健在なら、諸行無常と笑うと思う。 後半で面白いのは、芥川の「奉教人の死」のサプライズを志賀が批判して、芥川がシュンとなるところ、それを正宗白鳥が「芥川は志賀なんか気にするな」と擁護するところ、そして著者が白鳥の言う通り「世界が違う」と断然芥川側に立つところ。全員実に「らしさ」があって良い。2024/08/21

でろり~ん

1
むっふっふ、と面白く読みました。昭和ですねえ。しかし、早い頃の海外旅行をハワイばっかりじゃなく、いろんな所へ出かけているようで、それが意外な感じでした。まあね、勝手に著者と忍者とおんなじイメージで捉えているからなんでしょうけれど、ちっともお忍びじゃないし。尤も、お忍びだったらこうして書きゃしないでしょうけれどね。いっぱい書いてくれた人でしたが、気が付くと、そうですね、もう二十年経っているわけで、この本とは関係のないところで妙にしんみりしてしまいました。カバーの写真。?と思ったら、なるほど、蒔なんですね。2020/04/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11093555
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品