ちくま文庫<br> わたしの三面鏡

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ちくま文庫
わたしの三面鏡

  • 沢村 貞子【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 筑摩書房(2014/04発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 222p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480431592
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

七〇歳を越えた「脇役女優」が日々の暮らしと、一喜一憂する心を綴ったエッセイ集。気丈に、しかし心おだやかに生きる明治女の矜持。

内容説明

「女優」「主婦」「もの書き」という三つの顔を持つ著者が、日々の暮らしの中で老いと向き合い、一喜一憂する心を綴ったエッセイ集。花が咲かなくなった庭の百日紅にわが身を重ね、心を痛める日もあれば、「老女の甘ったれには…なりたくない」とつぶやき、背すじをシャンとのばす日もある。気丈に、しかし心おだやかに生きる明治女の矜持。

目次

1(ほろ苦い戒め―老いの入り舞い;役者と齢;綿入れのちゃんちゃんこ;庭のはる・あき;たしなみ;おんなの太腕;くりごと;新旧交替;つくろいつつ…;寂のある暮らし;ツァーのひとり旅;ホンネとたてまえ;「いまは末世なり」;平和願望)
2(対談 ほんの一滴の愛情で(遠藤周作)
対談 伝えたい、包容力のある家庭(山田太一))

著者等紹介

沢村貞子[サワムラサダコ]
1908‐1996。東京・浅草生まれ。府立第一高女卒、日本女子大学中退。在学中に新築地劇団に入団、治安維持法違反で獄中生活を送る。その後日活に入社し、1934年映画界にデビュー、小津安二郎監督作品などで名脇役として活躍する。半生をとりあげたNHK朝の連続ドラマ「おていちゃん」(78年)では下町育ちのきっぱりとした生き方に多くのファンが共感した。一方で日々の暮らしを綴るエッセイも数多く発表。77年「私の浅草」で日本エッセイスト・クラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おくちゃん🌸柳緑花紅

73
東京下町育ちのきっぱりとした生き方、背筋をシャンと伸ばしている姿を今も覚えている。そんな沢村さんの日々を綴るエッセイを興味深く読んだ。「愚痴は誰も買っちゃくれないよ」人には言わない繰り言昇華法真似よう。「まだ誰かの役に立っている」その思いが老人を元気付ける。「年寄りは明るさと気楽さが何より大切」おだてに乗らずやりたくないことは柔らかく断り時には羽目をはずして遊ぶ。テレビドラマ「ながらえば」での頑固一徹な老人が妻につぶやいた台詞に涙がこぼれる。私も夫とどちらか先にいなくなるにしてもその時迄一緒におりたい。2023/05/14

びわこっこ

45
女優であり、母であり、物書きでもある、沢村貞子さんの老いを意識した生活エッセイ。人生の先輩でもある、沢村貞子さんの食事日記は、料理を作るときに大いに活用させていただいている。人生の先輩であり、女優として色々な人の生き方を演じているからこそ、学べる生活の知恵がある。特に体の衰えをヒシッと感じるようになって、無理せず年齢に応じた賢い生き方を学んだ。時には、自分を甘やかし、時には、背筋をシャキッと伸ばして、健康で自分らしく、無理せずに生きる方法が満載だった。2023/05/04

Roko

36
沢村さんのように骨のある方が、今は少なくなってしまいましたね。世間的「エライ人」になっても私利私欲ばかりを追っている方々、沢村さんの爪の垢を煎じて飲んでもらいたいものです。といっても、もう沢村さんは故人ですから無理なんですねぇこの本のタイトルになっている「三面鏡」、着替えや化粧をして、横や後ろから自分の姿を確認するのに便利なものだったんですけど、最近すっかり見なくなってしまいました。自分を客観的に見直すという意味でこの「三面鏡」と言う言葉を選ばれたあたり、いかにも沢村さんらしいなと思うのです。2022/09/14

まさまま

29
驕らず高ぶらず…とても平らな心根を感じました✨生まれも育ちも経験も足元にも及びませんが、とても共感しました。戦中戦後、舞台、映画、テレビと時代変遷する中で、長年女優を続けるのは並大抵のことではなかったでしょう。「美」「若さ」に執着せず、けれど「身だしなみ」「恥じらい」「つつましさ」を忘れない。憧れます✨「老い」についてのエッセイは数あれど、とても軽やかな文章とホロリとくる話…ファンになりました。巻末に遠藤周作さん、山田太一さんとの対談あり(驚!)【大活字本】があったので母にもおススメしようっと😊✨2023/06/24

こばまり

28
昭和の大女優のエッセイは、どこか怒っている感じの高峰秀子さんより、ぼやいている沢村貞子さんの方が好きだったりします。毎日を丁寧に生きなくてはいけない気持ちに。2014/06/04

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