出版社内容情報
日本では健康診断や検査での医療被曝が多い。エコーなど被曝しない検査方法もある。不必要な被曝を避けるための必読書。寄稿=山田真(小児科医)
内容説明
そのレントゲン検査、本当に必要?日本では健康診断や検査での医療被ばくがとても多い。しかし、乳房はエコー検査、胃は胃カメラなど他の方法もある。「その検査は最良の検査方法か?」を医師と相談しよう。放射線の被ばく量は通常、胸部30、乳房マンモグラフィ400、胃3100、PET4400、腹部CT6800μSvにもなる。文庫化にあたり、311以降の被ばく状況を大幅加筆。
目次
第1章 医療被ばく、なにが問題?
第2章 放射線検査のリスク
第3章 気をつけたい妊婦と子どもの被ばく
第4章 放射線をあびると…
第5章 放射線の生物への影響
第6章 無用な被ばくを減らすには?
第7章 東京電力福島第一原子力発電所事故をめぐって
第8章 放射線あれこれ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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2
自分が受けた検査を把握しないということは深刻なのだとわかった。「お医者さんもこわさを知らない?」の章を読んで寒気がした。自分の身は自分で守らなければならない。CT検査のリスクを知って、自覚症状がない限り今後むやみに検診を受けるのは避けようと思った。2014/05/21
マルグリット
1
医療被曝が気になり2年間検診を受けてないので読みました。根拠なんてないのに安全と言い切って基準値にしてしまう目茶苦茶な考えは、やっぱりなーって思えてしまいます。医療関係者もCTなどの怖さを知らないというのは身内の看護師で実感してます。頭痛が続くと「すぐにCT取ってもらいなさい」なので。乳がん検査の項目は非常に参考になりました。今年はマンモでなくエコーで受ける事にしました。エコーでも市の検診補助出して欲しいな。そしてDNAの損傷とその治し方にもビックリ!人間の体ってすごい!2015/08/23
三丁目の書生
0
それでもやはり必要な検査というものはあります。 ただの頭痛か脳出血か、ただの腹痛か緊急手術が必要な急性腹症か。 自己責任であり自己判断できるように、普段から身体からのメッセージを受け取れるように気を付けていなくてはなりません。 「原発事故にこりて医療被曝を叩く」 「原発のことは嫌いでも放射線医学は嫌いにならないでください」 http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20170717/p12017/07/18