ちくま文庫<br> 誤植読本 (増補版)

個数:

ちくま文庫
誤植読本 (増補版)

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月09日 20時28分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 314p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480430670
  • NDC分類 749.43
  • Cコード C0195

出版社内容情報

本と誤植は切っても切れない!? 恥ずかしい打ち明け話や、校正をめぐるあれこれなど、作家たちが本音を語り出す。作品42編収録。

内容説明

本と誤植は切っても切れない!?恥ずかしい打ち明け話や、表現へのこだわりなど、校正をめぐるあれこれを、作家や学者たちが本音で語り出す。本好きには興味津々のアンソロジー。

目次

1 誤植打ち明け話(外山滋比古「校正畏るべし」;中村真一郎「誤植の話」 ほか)
2 著者の眼・編集者の眼(生方敏郎「校正」;小林勇「校正」 ほか)
3 誤植・校正をめぐる思索(大岡信「校正とは交差することと見つけたり」;長田弘「苦い指」 ほか)
4 近代作家の誤植・校正(尾崎紅葉「十七校」;森鴎外「鸚鵡石(序に代うる対話)」 ほか)
5 校正の風景(石川欣一「校正」;相澤正「校正を詠む」 ほか)

著者等紹介

高橋輝次[タカハシテルツグ]
1946年伊勢市生まれ、神戸育ち。大阪外国語大学卒。創元社を経て、フリー編集者になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

44
ふだん読んでいる本だと、誤植など気がつかないのだが、ここに紹介されている例を見ると、過去の活字界では避けて通れなかったようだ。現在、誤植が少ないという実感が当たっているとすれば、それはコンピュータのおかげだろう。とは言っても電子化以後は、似た字形による誤りよりも、同音異義の誤変換による、滑稽なミスが増えるだろう(現に、手作業ならありえない珍妙な例も多い)。近代文学で、著者が適当な原稿を書いても、印刷所が正しく活字化したというから、文学者がつねに正しい表記を行ったと考えるのは間違い。2014/07/20

スノーマン

34
読書を楽しむ私は、ボーッと読み過ごしているので誤植に気づくことはほとんどないけど、もしも見つけると、実は嬉しくなるのではないか(笑)仕事をしていた頃は広報関係の課だったので翌月の号を課員で校正するのだが、大勢の目を通しても恐ろしい間違い(特に人名とか!)が出てくるのだ…!ここに出てくる作家の方も自分の字のせいだとか気にしておられる〜。本の雑誌で椎名誠も『善かれと思って勝手に直される』ってボヤいてたな…。校正オソルベシ…。2016/02/07

akira

30
まちライブラリー森ノ宮本。 読んでいて笑える一冊。誤字誤植というのは時に笑える意味に通じる。大学のえらい先生が寄稿で「私の様々な事情で」を「私の様々な情事で」としてしまったからもう大変(笑) 興味深いのは、ワープロ前と後で間違いの種類が変わっていること。前は見間違いが多かった(「蒲田」と「蒲団」)が、後は変換間違い(「成長」と「成長」)が多いらしい。考えてみれば、昔の人の崩し字を難儀して読んでればそんなこともあるだろうなと。総じて、笑える誤字はいつの世もエンターテインメント。 「校正恐るべし」 2020/02/16

tomi

30
文豪から現代作家まで、誤植や校正について書かれた文章のアンソロジー。字を勝手に直されて怒る鴎外、出版社勤めのとき奥付を入れ忘れた井伏鱒二、詩の中の誤植された文字を気に入りそのままにした大岡信、等々50人を超す作家・文筆家が文章のこだわりや失敗談等を語っていて壮観。「或る事情」が「或る情事」、「屍の街」が「屁の街」、といった笑える誤植も紹介されている。藤沢桓夫は駆け出しの頃「桓夫なんて名前はおかしい」と「恒夫」に直されたとか。2013/07/09

阿部義彦

28
誤植のない本は有り得ん!漱石先生でさえ仮名遣いには無頓着でその時の気分次第で違う仮名遣いをしており、全集では原典に忠実にそのまま統一せずに印刷すべき派と全部統一すべき派の衝突が絶えなかったという話です。また誤植で多いのは最後の校正で気を利かしたつもりで語句を弄って台無しにする浅慮によるもの等などまた著者には文末や頁に跨るところを書く時は万が一訂正が入っても行を詰めたり頁を新たに組み直す事のないようわざと漢字を開いたり多めにカナを送ったりして校正の事まで考えて原稿を書く人までいる始末。まさに校正おそるべし!2017/02/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6863436
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品