出版社内容情報
名脇役、名エッセイスト「おていちゃん」の代表作。戦時下の弾圧、組織の抑圧の中で、いかに役者の道を歩んだか。巧まざるユーモア。
内容説明
チェッ、女か、と生まれたときに父親に言われた「おていちゃん」は、はからずも左翼劇団に身を投じることになり、貧しい人たちに幸福を!という真ごころから、左翼政治活動にも従事するが、翻弄され、投獄の浮き目を見ることに。波乱・激動の人生を真っすぐひたむきに歩み、後の名脇役を育んだ半生の記。
目次
生いたち
兄と弟と
関東大震災のころ
家庭教師・女子大時代
山本安英さんに導かれて
劇団・新築地時代
赤い恋と青いリンゴ
留置場というところ
蚊がすりの壁
挫折して…
映画女優誕生
戦争がはじまる
一生懸命生きてみたい
著者等紹介
沢村貞子[サワムラサダコ]
1908年、東京・浅草生まれ。女優、エッセイスト。狂言作者の次女に生まれる。日本女子大在学中に新築地劇団に入り、女優となる。左翼の政治活動にかかわることになり、治安維持法違反で逮捕され、獄中生活を送る。その後、日活太秦現代劇部に入社、名脇役となる。『赤線地帯』で毎日映画コンクール女優助演賞、他に日本アカデミー賞会長特別賞などを受賞。後年、名随筆家としても活躍し、『私の浅草』で日本エッセイス・クラブ賞受賞。1996年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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