出版社内容情報
魯山人とは何者か。篆刻、書画、陶芸、料理に天才的な才を見せ、大きな影響を残した彼の波乱の生涯を、精細な取材によって照らしだす傑作長編評伝。
内容説明
魯山人とは何ものだったのか。篆刻、書画、陶芸、料理に天才的な技を見せ、今日まで大きな影響を残す一方、悪評高いその唯我独尊の人柄は多くの関係者、文化人との衝突、確執を招いた。本書は彼の波乱万丈の生い立ちから芸術家、料理家としての多彩な芸術活動への没動と大成、そして、不遇過ぎる晩年まで、ゆかりの人々多数の見聞と精細な取材によって照らしだす大傑作長編評伝。
目次
第1章(一太上京;美食倶楽部料理;嗜虐の快;プリズム神経;なぜ今、魯山人)
第2章(烙印を額に;虹;南鞘町学園;変幻;「技巧は芸術ならず」;檀那 清兵衛;北陸漂泊行;雲に乗る)
第3章(料理芸術論;学んで超えた;パリサイ人;鼠の末裔;兇の星;我のみ尊し)
著者等紹介
白崎秀雄[シラサキヒデオ]
1920‐1993年。福井県生まれ。小説家・美術評論家。出版社勤務を経て、福井の陶工、塚原芥山の生涯を描いた『もう一つの生』で文壇の注目を集め芥川賞候補となる。1966年『真贋』で美術品の真贋問題を鋭く衝き、日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。以降も、美術工芸に関わる評伝、批評と多彩な執筆活動を展開した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ロビン
16
小説家・美術評論家でかつては魯山人を嫌っていたという著者による評伝。小説風で、時系列は若干前後するが概ね年代順に書かれており、著者独自のクセも感じるが読みやすい部類だと思う。魯山人の実母や養父母、何人かの妻、子供たちなど身内や妻以外の関係を持った女性たち、弟子たち、友人知己に対する態度が証言を基にしてよく書かれていて、その聖俗併せ持つ小狂人ぶりの片鱗を伺うことができる。魯山人という人はその書を評価していた豊臣秀吉と似たところがある気がするが、政治人の彼にはない不思議な純真さがあり、やはり芸術の人と思える。2019/10/21
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