ちくま文庫
嫌われずに人を説得する技術

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  • サイズ 文庫判/ページ数 246p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480430182
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0195

出版社内容情報

相手を説得すれば、それで問題は解決するわけではない。思いどおりに人を動かしながら長期的な人間関係にも配慮した「日本人向け」の説得スキル。

内容説明

「人を説得する技術」は、多くの人が身につけたいと望むものだろう。しかし、相手を説得すれば、それで問題は解決するのだろうか。説得に成功しても、イヤなヤツと思われ、長期的には自分にマイナスになる例も多い。必要なのは「頼りになる」という評価を受けながら、相手を思いどおりに動かす方法だ。―効果的かつ長期的な人間関係にも配慮した「日本人向け」の説得スキルを提示する。

目次

第1章 自己説得のメカニズムとその効果
第2章 情報収集の技術を磨く
第3章 当事者意識を持たせる
第4章 決断を後押しする
第5章 満足感を分かちあう
第6章 質問を駆使した自己主張

著者等紹介

伊東明[イトウアキラ]
心理学者(博士)。早稲田大学政治経済学部卒業後、NTT勤務を経て、慶應義塾大学大学院博士課程修了(社会心理学)。ビジネス心理学、実践的コミュニケーションスキルを研究し、講演、セミナー等で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gatsby

13
職場の先輩から、「相手を説得するのではなく、納得させなさい」と言われる。つまり、この本のタイトルにある「嫌われずに人を説得する」というのが相手を納得させることであり、「自己説得」ということにつながるのだろう。「嫌われずに」と聞くと、「何を弱気に…」と反応する人もいるだろうが、長い目で見てプラスに働く方法をとらないと、結局はこちらの得にはならない。本書の構成は、各章の冒頭に筆者の説明があり、具体的なNGなやり取りと、OKなやり取りの例が示され、章末でまとめがあり、非常に頭の中に定着しやすい構成となっている。2013/01/20

壱萬弐仟縁

7
親と子どもの事例、上司と部下、先輩と後輩など、タテ社会の人間関係上でどうしたら、相手が怒らずに説得できるのか、を説得的に論じている本。事例Scene多数。高校受験を前にマンガを読んでいた子供が親から勉強するように言われるが、これから勉強しようとしていたのに、出鼻を挫くことで逆効果になってしまうケースはありがちに思った。事例では、職場のタテ社会が多いようにも思える。他人を説得するのは、嵩じて行くと洗脳となる。上司が部下を洗脳するケースは卑近にみられるので、本著で上司こそ、洗脳にご注意いただきたいと切望する。2013/03/11

tatamailove

2
読みやすい本であった。人を説得するとき、説得に成功したとしても、相手に不快な感情を残してしまったら良くない。良い説得とは、相手の話をしっかり聞き、共感する。その上で、リアクタントをさけて、質問をすることで相手に自己説得をさせる方法が良い、という。2013/01/31

ロク=デモス・ナオ

2
「正面から説得を試みても反発されるので(心理的リアクタンス)、巧みなあいづちで相手のふところに入り質問によって相手の思考を誘導し(聴く技術)、相手自身に相手のことを説得させましょう(自己説得)」というのを最初に強調してる点に感心した。目新しいことは なんにも書かれてないがその他の説得技術についてもコンパクトに整理されてる。ちょっとした小技なども良い。 2013/01/27

Petit

1
心理学の知識をベースに、人に納得してもらいながら交渉ごとを進める方法が解説されています。この本で書かれていることは、知っておいて損はないことなので繰り返し読んで自分のものにしようと思いました。2013/09/08

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