ちくま文庫
地図を探偵する

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  • サイズ 文庫判/ページ数 281p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480429810
  • NDC分類 448.9
  • Cコード C0125

出版社内容情報

二万五千分の一の地形図を友として旧街道や廃線跡、飛び地を探偵さながら訪ね歩く。地図をこよなく愛する著者による地図の愉しみ方。解説 内山郁夫

内容説明

地図にこんな愉しみ方があったなんて…。二万五千分の一の地形図を友として、旧街道や廃線跡、東京23区の飛び地やはては近所のマンションを、探偵さながら訪ね歩く。そこで見つけた小さな事実は、本来の地図の役目を大きく超える(はずれる)楽しい発見となる―。地図に魅せられ、地図を愛してやまない著者が、あっと驚く地図の見方を伝授する。

目次

1 地図を歩く(〆切バス停探訪記;歌志内線廃線紀行;下総行徳・成田街道炎暑逍遥;能美線廃線紀行)
2 地図を読む(鉄道の記号;鉄道記号のお国ぶり;東京タワーは地形図でどう表現されるか;地図でホワイトハウスを観察する;番地はどう並んでいるか)
3 地図を眺める(消えていった銀座の町名;埼玉県に東京都二三区の飛地がある!;人口の山あれこれ;マンション名に昔の地名を探る;地形図にみる「工事」)
4 地図が気になる(等高線、そのゲジゲジ的なるもの;地図の地形表現あれこれ;私案・国土地理院地形図改造計画)

著者等紹介

今尾恵介[イマオケイスケ]
1959年横浜市生まれ。音楽出版社勤務を経てフリーハンド地図制作者およびフリーライターとして独立、イラストマップ作成や地図・鉄道関連の著作に携わってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

34
第1章「地図を歩く」が良い。新旧の地図を片手に田舎町を歩く。著者は中々の捻くれ者で、「あいさつ道路」等の姑息な道徳看板にツッコんだり、無機質な開発に怒ったりして楽しい。興味深い地名は由来を推理し、調査結果も書いたりする。集落や小さな町が点在する地図は懐かしい風景を呼び起し、こんな探偵趣味は素晴らしい。銀座の旧町名がバラエティに富んでいる。槍屋町、弓町、鍋町など商売そのままだ。我が多摩ニュータウンの自然破壊の推移も出てきた。地図だけでなく鉄道や廃線、道路など消化し切れない幅広さで、やむなく拾い読み。2018/10/02

ふろんた2.0

7
★★★★2018/03/02

京橋ハナコ

3
地理のための地図に興味があっても、地図自体に興味がないと知った。地形図の話以外は退屈せずに読んだ。2015/07/29

reduce

2
おすすめスポットを検索して観光する前に、地図を見て面白そうなところを見つけたいと思った。2016/07/03

tkmt

1
久しぶりの読書は、地図エッセイとでもいうべき本だった。地図に対する愛情が散りばめられており、特に海外の地図と比較する視点は面白いし、自分の知らなかった地理歴史が埋まっていた。

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