ちくま文庫<br> 脱貧困の経済学

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ちくま文庫
脱貧困の経済学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480429780
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0136

出版社内容情報

格差と貧困が広がり閉塞感と無力感に覆われている日本。だが、経済学の発想を使えばまだ打つ手はある。追加対談も収録して、貧困問題を論じ尽くす。

内容説明

長い不況の中、格差と貧困が広がり、閉塞感と無力感に覆われている現在の日本。しかし、まだまだ打つ手はある。「ベーシックインカムの効果」「経済成長の意味(と必要性)」「世代対立の不毛さ」「生活保護のあるべき姿」…などなど、経済学を使って処方箋を書く。「東日本大震災」「原発問題」「デモの力」などについての追加対談も収録。世間の常識を痛快に吹き飛ばす、元気の出る経済学。

目次

序章 雨宮処凛から飯田泰之への質問―「カネより人命を優先する社会を取り戻すために、経済学には何ができるのですか?」
1章 働いても働いても食べられない!大貧困社会はどこからきたのか?
2章 ほんとうの敵は「世間の常識」?
3章 「経済成長はもういらない」でほんとうにいいのか?
4章 生きさせろ!食べさせろ!「なんちゃってベーシック・インカム」を要求する!
終章 飯田泰之から雨宮処凛への返答「経済学はプレカリアートを救うための、いちばん安くて便利なツールです」
追加対談!政権交代と3・11で何が変わったのか?

著者等紹介

飯田泰之[イイダヤスユキ]
1975年東京生まれ。東京大学大学院経済学研究科中退。駒澤大学経済学部准教授。専攻は経済政策、マクロ経済学

雨宮処凛[アマミヤカリン]
1975年生まれ。作家・活動家。反貧困ネットワーク副代表。『生き地獄天国』(太田出版、ちくま文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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しょうじ@創作「熾火」執筆中。

16
【13/05/24】両氏については、共に初めて読んだもの。合理化が進むので、何もしなければGDPは2%ずつくらい減るらしい。したがって、その分を吸収する経済成長が必要と飯田氏が述べていたと記憶しているが、どうだったかな。これを読んだ当時でさえ、既にタイムラグを感じていたので、今再読しても、なおさらそう感じるだけではかろうか(18/08/20)。2013/05/24

猫丸

11
いちばん衝撃を受けたのが、飯田氏がベーシックインカムを「ベーカム」と略していることだったりする。ベーカムといえばポータブルVTR、のイメージが更新された。雨宮氏の所論はあちこちで断片的に目にすることがある程度。そこからは山本太郎氏と同じ匂いを感じる。人の良さを悪い大人に利用されている感じ。最賃や雇用形態に法的規制を導入する主張はかなりスジが悪い。徹底した自由競争市場がネオリベと同一視されているのも気になる。とにかく国家の干渉域を拡大する方策は、市場原理の及ばぬ領域に局限さるべきであると考える。 2019/12/20

きーさん

11
前衛・後衛のバランスが絶妙なダブルスのような対談本。貧困の最前線を見てきた雨宮氏の素朴であっても的確な質問に、飯田氏が「失われた20年」の背景を経済学的に解説しながら、不況や貧困にまつわるウソや誤解をピシッと指摘するところが痛快。自己責任大好きな「新自由主義」よりも「うしろ指さされるようなヤツは救済しない」という「日本的な『世間』」の方が恐ろしい…というのは妙に納得した。意外にも経済学者らしくないスタンスに苦労人の飯田氏らしい人情味が感じられた。古さを感じないどころか問題の根深さにため息が出てしまう一冊。2013/05/16

おおかみ

7
ともに75年生まれの二人が見てきた、最悪な日本経済。その解釈が大幅に異なることはなく、雨宮処凛のストレートな主張について飯田泰之が経済学的アプローチから解決策を模索する――という対談が着々と進められる。貧困問題に関心を示してきた読者、あるいはリフレ派の議論に触れてきた読者ならばそこまで真新しい内容でもないだろうが、論点整理には有用。重要な記述は少なくない。2012/10/27

Nさん

4
貧困・労働問題に関して、活動家の雨宮氏の質問に経済学者の飯田氏が答える対談形式。運動側が要求する「最低賃金の引き上げ」は企業に税金を課すことと同じ。技術代替・海外移転を促進してしまう。また「日雇い派遣の禁止」は日雇いでしか生活できない人を路頭に迷わせるジレンマを抱える。飯田氏は「規制」ではなく「成長」が労働者を救うという。なぜ成長が必要か?その根拠となる考えが「2%仮説」というもの。つまり人は放っておいても年間2%程度の効率化を達成する。その2%分を経済成長が受け止める必要があるという。(→続く)2020/11/22

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