出版社内容情報
昨今誰もが口にする「日本型雇用の崩壊」がウソであることを、様々なデータで証明した話題の本。時代に合わせて加筆訂正した決定版。
内容説明
「日本型雇用の崩壊」とは何なのか?終身雇用は本当に崩壊したのか。悲惨な派遣社員は「急に」増えたのか。様々なデータを参照し、そうではないことを証明して話題となった本の待望の文庫化。著者は、人事・雇用のエキスパートとして作られた常識、錯覚を起こすメカニズムを解明し、「本当に必要な策」を提言する。データを更新し、最近の流れや問題点も入れて、大幅加筆した決着版。
目次
第1章 日本型雇用崩壊の噂を検証する(終身雇用は崩壊していない;転職はちっとも一般化していない;若手の就労意識は三〇年前のまま;就職氷河は、企業に責任転嫁された;本当の成果主義なんて日本に存在しない)
第2章 最近流行の言説は本当か(派遣社員の増加は、正社員のリプレイスが主因ではない;正社員は減っていない;女性の社会進出は、着実に進んでいる?;ホワイトカラーに少子高齢化は無縁;定年延長が若年雇用を圧迫する、か?;高齢者はオイシイとこどりの逃げ切り世代か?;年金問題をめぐるトリッキーな俗説)
第3章 理論武装された説を斬る(労働分配率・ジニ係数・内部留保の三点セット;ここまで来たか「若年の不安定就業」アジ;新卒一括採用批判を再批判する;引きこもりが増えたように見える理由;「昔は良かった」論のまぼろし;ワーキングプアの実態は「働く主婦」)
最終章 現実的な改良案(若年層と中小企業のミスマッチ解消策;誰もがエリートを夢見る社会からの卒業)
著者等紹介
海老原嗣生[エビハラツグオ]
雇用ジャーナリスト。1964年生まれ。リクルートグループで20年間以上、雇用の現場を見てきた経験から、本当の問題点とその解決策を提言し続けている。人材コンサルティング会社・ニッチモの代表取締役を務めながら、リクルートエージェント社のフェロー(客員社員)として、同社発行の人事・経営専門誌「HRmics」の編集長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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