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ちくま文庫
占領下日本〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480429667
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0121

出版社内容情報

日本の「占領」政策では膨大な関係者の思惑が錯綜し揺れ動く環境の中で、様々なあり方が模索された。昭和史を多様な観点と仮説から再検証する。

内容説明

日本の「占領」政策は、一直線に進んだわけではない。そこでは、膨大な思惑が錯綜し、揺れ動く環境の中で、さまざまなあり方が模索された。結果、日本は二転三転する激動の変化を余儀なくされる。―東京裁判でのパル判事の真意は。下山事件の真相は。マッカーサーと天皇、はたしてどちらが勝者だったのか。―昭和史がもっとも激しく動いたこの時代を、多様な観点と仮説から再検証する下巻。

目次

第11章 『はるかなる山河に』に生き残ったことの意味
第12章 東京裁判でパル判事が主張したこと
第13章 「デス・バイ・ハンギング」という判決
第14章 『日本の黒い霧』の推理は正しいか
第15章 朝鮮戦争は「神風」だった?
第16章 古橋・湯川・黒澤の活躍
第17章 警察予備隊が編成されたとき
第18章 マッカーサーが忘れられた日

著者等紹介

半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年生まれ。作家

竹内修司[タケウチシュウジ]
1936年生まれ

保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年生まれ。作家

松本健一[マツモトケンイチ]
1946年生まれ。麗澤大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨーイチ

9
上巻のしょうもないコメントにナイスをくれた方々、お待たせいたしました。下巻も読了です。敗戦と政治をメインに総花的に占領時代を語っている。面白いのは、各テーマ、シンポジウム形式をとっているところ。新しいし(?)対談がずっと続くより、気分が変わって読みやすい。勿論小生もまだ誕生していないのだが、戦争の残滓はよく見聞していた。田舎なので、切迫したような事象は殆ど無かったようなのだが。爆撃する価値も無かったということなのだろう。小学校の運動場(いまの体育館・ウンドウバと言っていた)にお決まりの舞台が有り、奥の板壁2012/08/27

k-katayama

1
占領下 上・下巻 読み終えました。第二次世界大戦後、敗北した日本は、連合国軍に対して無条件降伏し、終戦を迎えた。やはり、敗戦国は、戦勝国の意のままに操られてきたことには違いない。そこに、「日本人としての主張や誇り」を声を大にし、具体的に盛り込むことは許されなかったのは事実だと再確認した。しかし、それはあくまでも政治上のこと。国民一人ひとりの意識の上での「戦後日本のあり方」については、ぞの主張を尊重されるチャンスはいくらもあったと思うし、今も、その流れの中で、私たちは、「日本人」として試されているのだ。2013/09/19

AnmitsuK (うろ覚えムーミン)

1
21世紀の今にいたるまで賛否の分かれる種々の議論は、全て占領時代から尾を引いていることを示した下巻。戦後の日本は、時勢に流されるがまま、準備不足・議論不足の状態で歩んできたのだなぁと痛感した。昭和天皇のしたたかな戦略的思考や、マッカーサーの複雑極まる人物像は、従来の先入観を改めさせてもらって非常に感嘆。2013/02/09

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