目次
思春期・青年期としょうがいのある子どもたち
「少年期・思春期・青年期」の課題の見取図
自立・性・しょうがいを考える視点
「自立」について考える
人間的自立と発達保障
思春期のからだと危機
少年期・思春期と「自分つくり・自分くずし」
思春期・青年期と親との関係、親の役割
思春期・青年期の課題をのりこえるための四つの人間関係
しょうがいの理解としょうがいの受けとめ
おとなになることと幼児性・万能感
思春期・青年期と自慰の役割
たった一度の人生だから
著者等紹介
木全和巳[キマタカズミ]
1961年、名古屋市生まれ。愛知教育大学大学院教育学研究科(障害児教育)修了、児童養護施設、知的障害児施設、情緒障害児短期治療施設の職員を経て、日本福祉大学社会福祉学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんふぁ
3
思春期、春を思うって読む発想がなかった。確かに、これから先の人生へと向かう春を待つ種子のような時期。ひとつひとつ丁寧にしっかり伴走していくだけで未来がより豊かになるのなら、丁寧に接したい。2020/01/14
epitaph3
3
性教育の授業づくりのために再読。概念はわかるが実践はどうしたらいいのか。例えば、自慰の仕方を教えるところ。ここも概念は素敵だが、果たして、子どもが実際に自慰を行う場面を、僕は見ていられるだろうか。2014/06/01
epitaph3
3
政治家に対する悪辣な書き方などイデオロギーの部分の記述を見ると、本当に本当に残念で、せっかく学ぶことができたのに、正直かなりがっかりした。悪く言うだけならいい。書き方に悪意がある。教育書なのに絶望である。そこは置いとくとして、障害があろうとなかろうと思春期があり、そこで行われることは基本的には同じであるその概念を知った。インペアメント、ディスオーダー、バリアの定義を自分自身で確定できるかどうかで読み方も変わってくる本ではあるが、思春期の基本を押さえるには役に立つ本である。内容は非常にためになった。2014/05/05
みみこ
2
どうしても対処療法のような、その場しのぎのような指導になりがちな問題。学ばなければ。 それぞれの例への対応も載せて欲しかった。2014/08/21
akagiteaching
1
冒頭に出された事例の数々がすごくリアル。でも,著者はその事例に対して直接の解は出さない・書かない。そのため,最初は「この本,わかりにくい」と思ったが,最後まで読むと著者の意図がわかった。性を性の問題だけでとらえず,思春期・青年期の発達課題のなかでとらえよう。そして,そうなると,具体的に「これをすればOK」という話しにはならないよ…という意図なのだと思う。性を広く思春期・青年期の発達と結ぶつけて理解する視点を学べた。2013/02/25
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