内容説明
何度読んでも新鮮で、新しい発見がある「赤毛のアン」。アンを大好きな高柳さんが、アンの部屋の様子やグリーン・ゲイブルスの樹木や花のこと、日曜学校のピクニック、初めてのお茶会のメニュー、アンが散歩したアヴァンリーの地図などを絵と文章で紹介。新しく書下ろしを加えた、ファンタジーな魅力満載の可愛らしい本。「赤毛のアン」の世界を夢見るあなたへの贈り物。
目次
グリーン・ゲイブルスにアンがきた
アン、「腹心の友」と出会う
アヴォンリーの十月
アンの大好きな春
子ども時代にさようなら
モンゴメリの「妖精の国」へ
著者等紹介
高柳佐知子[タカヤナギサチコ]
埼玉県生まれ。女子美術短期大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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chiaki
28
著者の赤毛のアンへの愛がものすごーーく伝わる。ノートって、自分だけの特別なもの。そんな著者の大切なノートを共有させてもらってる贅沢な感覚に浸れます。ちくま文庫ってゆうのも、なんだか贅沢な気分♪挿絵がホントに素敵です。モンゴメリの他作品にも触れられていて、中身の濃い一冊でした。2017/01/15
チロル
8
図書館本。『赤毛のアン』に関するエッセイ。著者 高柳さんもアンに魅了された1人😊 彼女は、村岡花子訳を読んで育ちました。著者について述べている説明書きに「グリーン・ゲイブルスに似た緑色の屋根をもつアトリエで…(略)」とあり、アンと同じような暮らしをされているみたいで 憧れ💕 良いなぁ♪ と思いました。高柳さんが描くアンたちの姿も可愛らしいし🌱 彼女のイラストと アンたちのセリフ数種類で… いつでも『赤毛のアン』の世界に飛び込めちゃう( *´艸`)↓2024/08/12
ちゃち
6
著者の赤毛のアンへの愛がとても伝わってきた。とにかく挿絵がステキで、想像しきれていなかったお花やお洋服の形状を知ることができた。1ページめくるたびに本から顔を上げ、アンの物語へ思いを馳せたくなる。2018/08/24
あこ
3
家にあった本をまたまた引っ張り出し、読みました。アンの生活が素敵なイラストで描かれていて、アン好きにはたまらない一冊ですね。アンに会いたくて、カナダまで行ったことを思い出しました。いつになっても「アン」にあこがれています。2015/05/09
mabel
2
アンの世界の魅力がたっぷりと詰まった、とても素敵な本でした。「赤毛のアン」を紹介する入門編というよりは、その後のアンシリーズやエミリー、パットまで読み進めた「同類」達とモンゴメリの想像の翼の素晴らしさを分かち合うような内容でした。ずっと気になっていた「さんざし」「丸い編んだ敷物」「グリーン・ゲイブルスの地下食料室」「冬りんご」が実際にどんなものか分かってよかったです。2014/05/09