内容説明
日露戦争の陸戦において、日本軍は圧勝といってよい勝利を収めた。その理由について、たとえば司馬遼太郎に代表されるように、兵力では劣ったが作戦計画能力で上回ったからだという意見が強い。しかし、開戦準備から鴨緑江渡河を経て、遼陽会戦、沙河会戦、二百三高地、そして奉天会戦とたどってみると、全く異なる現実が見えてくる。七つの作戦を例に、陸戦の勝因を新たな視点から問い直す。
目次
第1章 海主陸従で始まった日露戦争
第2章 鴨緑江と得利寺における快勝
第3章 遼陽会戦と沙河会戦における失敗
第4章 旅順攻防戦
第5章 黒溝台会戦と奉天会戦
第6章 停戦を望んだ児玉源太郎の弱気
著者等紹介
別宮暖朗[ベツミヤダンロウ]
1948年生まれ。東京大学経済学部(西洋経済史)を卒業し、信託銀行に入社する。主として証券企画畑を歩み、アメリカやイギリス、中国で金融ビジネスを経験する。退社後、ロンドンにある証券企画調査会社のパートナーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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VC
2
ロシア軍、物資を横流ししすぎだろ。貨車6千両分の物資が戦争中消えたってどういうことだよwww2012/01/28
Mits
2
何というか、乃木希典無双… こりゃ確かに、軍神とか言われちゃうね。 いろいろと知らないことがあって面白かったのだけど、上がグダグダでも現場レベルで何とかしてしまうところが、相変わらずというか、日本の伝統なんだろうか。エリートを育てるの、下手ですねぇ…2011/03/04
小澤 泰裕
1
司馬遼太郎がいかに軍事音痴かが分る。2012/10/31
ビタミン
0
★★★☆☆2014/01/31