ちくま文庫<br> 夜露死苦現代詩

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ちくま文庫
夜露死苦現代詩

  • 都築 響一【著】
  • 価格 ¥1,045(本体¥950)
  • 筑摩書房(2010/04発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 391p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480427021
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0192

出版社内容情報

内容は後日登録

内容説明

詩は死んでなんかいない。ストリートという生きた時間が流れる場所で、詩人とは一生呼ばれない人たちが、現代詩だなんてまわりも本人も思ってもいないまま、言葉の直球勝負を挑んでくる…寝たきり老人の独語、死刑囚の俳句、エロサイトのコピー、暴走族の特攻服、エミネムから相田みつをまで。文庫化にあたり谷川俊太郎との対談、作詞家・吉岡治のインタビューを含む長いあとがきを増補。

目次

痴呆系―あるいは胡桃の城の山頭火
点取占い―あるいはショウユ味のシュールレアリスム
木花開耶姫の末裔たち―あるいは湯に煙るお色気五七五
池袋母子餓死日記―あるいは遺書という暗楽詩
死刑囚の俳句―あるいは塀の中の芭蕉たち
玉置宏の話芸―あるいは分速360字のトーキング・ポエトリー
32種類の『夢は夜ひらく』―あるいは無限連鎖のモノローグ
仏恥義理で愛羅武勇―あるいは暴走する刺繍の詩集
最大の印税が最高の賞賛である―あるいはヒップホップする現代詩
あらかじめ答えられたクイズ―あるいは反省と感謝のループ〔ほか〕

著者等紹介

都築響一[ツズキキョウイチ]
1956年東京生まれ。ポパイ、ブルータス誌の編集を経て、全102巻の現代美術全集『アート・ランダム』(京都書院)を刊行。以来現代美術・建築、写真、デザインなどの分野での執筆・編集活動を続けている。93年『TOKYO STYLE』刊行(京都書院、のちちくま文庫)。96年刊行の『ROADSIDE JAPAN珍日本紀行』(アスペクト、のちちくま文庫)で、第23回木村伊兵衛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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lily

112
このような無名の人の共鳴する言葉を欲しているし、交換したいし、欲を言えば私の言葉だって誰かに届けたい、共有したいと思っている。この場も書物についての現代詩集であるかも。それぞれの詩の星が誰かの心に光り導く。隣の星はアレン・キンズバーグ。2020/11/09

つねじろう

66
珍日本紀行の写真家として知ってた。良い写真、面白い写真撮るなぁって。その乱雑だったり猥雑だったりする写真の勢いや、生活感に富んだ絵は色んな事はあるけどしっかり生きてるパワーを感じた。この本で作者の詩や唄の感じ方に触れて、そうかこの人は感度の高い受信機を持った人間だという事がわかった。で尚且つそれを自分で中途半端に弄ったりせずに自分の感じるままに提示する。標本?展覧会?それは結構強烈な破壊力があったりする。そう自ら生み出すアウトプットは無理でも自分の感じた物を展示する事で自己表現する可能性の広がりを感じた。2015/12/23

31
まさに、世界は言葉でできているを感じる一冊。下手な詩集より「生」が息づいている。2015/02/07

踊る猫

29
読み返してみて、あらためて本書が持つ「力」について考える。この本の中では極めてセンシティブにかつ丹念に、アカデミズムに代表される狭い意味での「現代詩」にとらわれない生々しい「言葉」が掘り起こされる。その着眼点の鋭さや意外性、そしてその掘り下げの深さや真摯さにいま一度打たれる。この本を詩や文学を愛しているぼくは「やはりあなどってはいけない」と思った。むろんここから異論を差し挟むことも可能だ(たとえば「既存の詩」を矮小化しすぎていないか、と)。そうした「物議を醸す」きな臭さこそ、新たな議論に向かう「力」だろう2023/08/18

Tui

26
おなじみ点取り占いから、死刑囚による獄中句、湯呑みの説教詩、特攻服の刺繍などなど、よくもまあ見出したものだ。VOW的なネタの寄せ集めかと思ったが、けっこうシビアなエピソードもあり意外と硬派な語り口。ラップやヒップホップを現代詩とする捉え方に頷けはしますが、歌詞を掲載されてもすみませんそこは流し読み。強く印象に残ったのは、かつて歌謡番組で、前奏にのせて語られていた玉置宏のナレーション。「花にそむいて旅から旅へ 涙を抱いた渡り鳥…」たった数十秒のあいだに歌の世界へといざなうマジック。これこそ天才の詩芸。2015/07/29

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