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ちくま文庫
スペースシャトルの落日 (増補)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 295p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480426895
  • NDC分類 538.95
  • Cコード C0153

出版社内容情報

内容は後日登録

内容説明

2010年秋に退役予定のスペースシャトル。機材を再利用し、低予算で宇宙への定期運航を実現させるというコンセプトのもと、年間50回の打ち上げを目指したが、実際は09年でわずか5回だった。一方で費用は大きく膨らみ、さらに国際宇宙ステーションの完成遅延など、宇宙開発全体に大きな影響を及ぼしている。なぜ、どこで計画が狂ってしまったのか。文庫化にあたっては大幅に加筆し、最新の現状をレポートする。

目次

第1章 スペースシャトルはこんなもの(スペースシャトルについて知ろう;巨大で翼を持つ有人宇宙船 ほか)
第2章 スペースシャトルが起こした事故(スペースシャトルの二つの事故;「コロンビア」空中分解事故―二〇〇三年二月一日発生 ほか)
第3章 そもそも間違っていた設計コンセプト(良い機械は「安い」「使いやすい」「壊れない」;安くするために機体を再利用 ほか)
第4章 世界中が迷惑し、だまされた(迷惑は世界を巡る;宇宙飛行士はひどい目にあった―「ふわっと92」 ほか)
第5章 スペースシャトルの次に来るものは(ブッシュ大統領の号令、シャトル・ISSから有人月探査復帰へ;シャトル部品を最大限に利用した「コンステレーション計画」 ほか)

著者等紹介

松浦晋也[マツウラシンヤ]
1962年東京都生まれ。慶應義塾大学理工学部卒、同大学院政策・メディア研究科修了。日経BP社に入社後、「日経エアロスペース」誌などの記者を務める。現在はフリーの科学ジャーナリストとして、宇宙開発関連のテーマを中心に、積極的に発言を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

60
スペースシャトル計画の実際と宇宙開発の今後を描く。月に人を送るという米国の威信を賭けたアポロ計画は一段落を終え、新たな宇宙開発計画が立ち上がった。低コストで多用途な目的を持ったスペースシャトルであるが、コストは逆に上がり、数回の事故は多方面の計画に遅れを与えることに。元々の機体設計などに問題があったと著者。現状、民間でのロケット事業が実用段階に入り、国主体の事業と比較にならないほどの低コストで運用が可能になることが予想される。近年の宇宙開発の本は少ないので希少か。一般人の興味が薄れたせい? 読み物として。2018/04/26

yuka_tetsuya

11
子どもの頃、宇宙へのあこがれを現実的な物にしてくれたスペースシャトルが、実は世紀の大失敗作であったことを、この本で知った。純粋な人類の挑戦からスタートしたアメリカの宇宙開発が、次第に公共事業化し、技術に政治が口を出す状態となって失速した。いつの時代でも権力が技術に口を出し始めるとろくな事にはならない。チャレンジャーやコロンビアの衝撃的な事故が、実は130回以上もの打ち上げの中でいつも起こっていたヒヤリ・ハットであったことは幸運を悲劇への警告と捉えておく必要性を痛感した。2012/02/26

Sたろう

9
公共事業への投資については日本が世界有数の阿呆さ加減を晒していたかと思いきや、意外にも世界標準であったのかと妙な所で安心してしまった。宇宙開発技術は純粋に技術の問題として処理されるべきだけど、一方それをドライブさせるのは夢や希望といった目に見えないものたちであるのも事実で、だからこそ、夢や、それを支える技術を歪ませるような構造を持つシステムはいかんのですね。2011/09/10

ミヤトリ

6
スペースシャトルのことはよく知らずに「最新技術の粋を集めた究極の宇宙船」「二度の事故は不幸と偶然が重なってしまったもの」「とにかくかっこいい」というような良いイメージしか持っていませんでした。本書のおかげで「金食い虫だったこと」や「他国、他のプロジェクトにまで悪影響を及ぼしていたこと」などマイナス面を知ることができました。技術的な話もわかりやすく書かれている良書です。ホリエモンの解説もスペースシャトル以降を考えるうえでぴったりです。2012/10/07

ノラネコ生活

5
2010年で退役が予定されているスペースシャトル。 しかし、その後の後継機の話は聞いたことがあるだろうか? スペースシャトルが登場してから30年間にわたるアメリカの宇宙開発の理想と現実が書かれている。 文庫化にあたり2010年1月現在の宇宙開発の状況とホリエモンが解説した文章が加筆されている。 宇宙開発の最先端だと思っていたアメリカの宇宙開発の実態を知ると考え方が変わってくる。 2011/03/01

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