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ちくま文庫
お寺の経済学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 312p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480426772
  • NDC分類 185
  • Cコード C0133

出版社内容情報

内容は後日登録

内容説明

日本全国にあるお寺の数は約7万6000。これはコンビニの4万店を大きく上回る。その「お寺」の世界を経済学的に分析することで見えてくる檀家制度・葬式・戒名・本山と末寺の関係などの本質とは?そして、経済学と仏教という人間の知恵を共存させるためにするべきことは、いったい何か?「法衣・仏壇ビジネス」の仕組みについて分析した「補章」も収録。

目次

今なぜお寺なのか
仏教の経済学
すべては檀家制度からはじまった
お寺は仏さまのもの
お坊さんは気楽な稼業か
今どきのお寺は本末転倒
お寺はタックス・ヘイブンか
葬式仏教のカラクリ
沖縄のお寺に学ぶ
お寺に未来はあるか
最近の動きなどを交えて

著者等紹介

中島隆信[ナカジマタカノブ]
1960年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。現在、慶應義塾大学商学部教授。商学博士。実証的な分析を行う一方で、従来の経済学ではなかなか扱われないできた事象を経済学で読み解く一連の仕事を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

6
2010年刊行。お寺を経済活動的に解説する他、日本のお寺の歴史も説明してくれる丁寧で分かりやすい本。現代は葬儀の低価格化や檀家離れにより経済的に苦しくなっている。そのため、お寺のあり方が変化していかないと生き残りはできない。著者は今こそお寺の本来のあり方、宗派の教えを説くことを重視してはどうかと書いている。お寺が経済的に成り立つだけでいいなら多角化するのが生き残る方法だけど、お寺とはそもそもなにかと考えると著者の言うことが尤もだと思う。でもそれだけでお寺が安定できるかというと難しいと個人的には思いました。2020/03/27

Hideki Ando

4
お寺の数はなんとコンビニ以上であるらしい。「○○の経済学」で有名な著者の本領発揮といったところで、今後のお寺の在り方についての提言を経済学者の見地から建設的に行っている。現在も進行中なのかは知らないが、不気味な動きとして宗教法人を隠れ蓑とした暴力団のビジネスが指摘されている。宗教とどのような向き合い方をしていくことが国として望ましいのか、今後考えていく必要があるだろう。2014/06/13

やす

3
お寺の仕組みについてよくわかる。2023/11/26

kungyangyi

3
たぶん3回目ぐらいの再読本。/経済学の視点から日本仏教を考える本。そういうと「坊主丸儲け」のようなイメージを持つかも知れないが、著者は仏教に対して愛があると思う。/歴史、制度、沖縄の仏教など、詳細な知識に驚く。/タイ仏教については、既に言われていることを、引用なく述べている。/何度も読めば飽きるところももちろんあるが、何度読んでも、有益な本。2021/09/16

げん

3
お寺がコンビニより多いとは知らなかった。仕事上 知っておきたいから読んだ。2013/04/16

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