出版社内容情報
内容は後日登録
内容説明
東京には忘れられた歴史がいっぱい。実際に町を歩き、歴史が刻まれたオブジェ(物体)を発見することでもう一つの歴史を実感できるのだ。ホームラン地蔵、力道山の墓などのスポーツ。樋口一葉旧居跡に残る井戸、太宰治心中場所などの文学。ジョンとヨーコが語り合った喫茶店、弁士塚などの芸能。さらには近藤勇の墓など歴史の陰にあるものを探し出す。図版・地図多数収録。
目次
第1章 美の鬼才たち
第2章 文豪の足跡
第3章 スポーツの栄光と悲劇
第4章 映画と音楽
第5章 一芸をきわめる
第6章 歴史のかげで
著者等紹介
大川渉[オオカワワタル]
1959年生まれ。大阪で育つ。文筆家。早稲田大学卒業。酒場巡りや町歩きに関するエッセイや書評などを新聞・雑誌に執筆。無頼派の作家、作品に詳しい(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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岡本匠
10
著者の本は「下町酒場巡礼」のシリーズを読んだことがある。東京の酒場に行きたくなって堪らなかった。 でも、関東の人ではなく、どうも阪急電車沿線の出身らしい。 本書の中で阪急ブレーブスこども会に入っていたとある。ああ、自分も入っていたなぁ。親に頼んで入ったはいいけれど、すぐに会員証を無くしてしまって泣いた記憶がある。懐かしい!2016/05/03
あきこ
2
東京の片隅に歴史の名残がちゃんと残っているんだ。東京は変化しているようでもキチンと思い出を保存している。華やかな場所だけでは語れない東京のよさを感じた。2010/02/28
yooou
2
☆☆☆☆★ 大川渉の博識さにはじめて触れて驚いた。そして富田木歩と新井声風の関東大震災での出来事にはもっと驚いた。 2010/02/27
Aladdin
1
もっと巨大建造物も扱ってほしかったです2010/06/14
ぴよぴよーーーーー
0
大型ガイドブックやよくある美術の本には載っていない隠れたオブジェが紹介されている。こうやって見ると1つ1つのオブジェにこんな逸話があるのだな、と普段からこういうものに興味津々な身からすると思う。時間ができたらもう一度この本を借りて(買って)ふらりと旅に出かけたいものだ。2014/01/31