ちくま文庫
剣豪伝説

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  • サイズ 文庫判/ページ数 375,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480426192
  • NDC分類 789.3
  • Cコード C0195

出版社内容情報

内容は後日登録

内容説明

武蔵の強さをめぐる論争、柳生一族の描かれ方と剣聖・上泉伊勢守の実像、伊藤一刀斎、塚原卜伝、無外流、示現流、伝鬼坊など個性あふれる剣豪・流派は、歴史上どのような存在だったのか。それはまた、吉川英治や五味康祐・司馬遼太郎・池波正太郎・藤沢周平・隆慶一郎などの作家によってどう描かれてきたか。自らも剣に親しむ著者が、史実と創作の中から浮かび上がる剣豪たちの真実をえがく。

目次

第1部 宮本武蔵と剣豪たち(シラノはシラノ;日本一にあらざるや;飛ぶ武蔵 ほか)
第2部 反骨の剣(一刀流;夢想剣;水月移写 ほか)
第3部 個性迸る(一法無外;無欲恬淡;一羽と弟子たち ほか)

著者等紹介

小島英記[コジマヒデキ]
1945年、福岡県八女市に生まれる。早稲田大学政治学科を卒業。日本経済新聞社のパリ特派員、文化部編集委員などを経て作家となる。少年時代より一刀流中西派の高野弘正宗家に師事。大学在学中に全日本剣道連盟五段を取得、77年、師より七段を允許された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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taku

22
剣豪。なんと、この日の本の国に生まれし男の心をくすぐる言葉か。史料から実像を探るだけでなく、創作や通説も交えているのは、読ませる工夫というより作者が書きたかったんだろうね。史実は明らかになっていないことが多い。だからこそ、後世の人は剣豪を思い描き、その人物に、剣に、魅せられてきた。誰が本当に強かったのか?チャンバラ好きには永遠のテーマ。文壇の宮本武蔵論争を初めて知った。これが吉川英治に『宮本武蔵』を書かせる契機になったらしい。文豪達がこういった論争をしていたとは、面白いなあ。2016/05/26

いきもの

2
剣豪の史実に迫るという趣向ではなく史実も追いつつ剣豪小説や講談での描かれ方など。エッセイ的なまとまりかただけど内容はなかなか濃い。剣豪小説をもっと読んでいたらもっと楽しめたのだろうなと思う。2016/11/04

qoop

0
「剣豪」に関する史実、伝説、創作を取り上げ、それぞれを魅力的に語る構成が面白い。単に史実を繙くだけでは、こうまで読ませる作品にはならなかったろう。2009/09/15

いちはじめ

0
いわゆる剣豪には良質の史料が皆無なのを踏まえた上で、どのように(小説などで)描かれてきたかに重点をおくのは、ひとつの見識だと思う。2009/09/03

まさ影

0
取り上げられている小説については、激しくネタバレしているものもありますが、それらの作品を読んだ人向けの作品といえましょう。2009/08/17

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