ちくま文庫
高座奇人伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 331p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480426154
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0195

内容説明

古くは、鼻の円遊をリーダーとする珍芸四天王(ステテコの円遊、ヘラヘラの万橘、ラッパの円太郎、テケレツの談志)から、色豪・柳家三亀松、爆笑王・三遊亭歌笑まで、明治・大正・昭和、そして戦後を代表する寄席の“変人奇人”を一堂に集めた異色の芸人列伝。人生そのものが落語のような、おかしくて、哀しい奇人たちのエピソード、名人芸の数々―。笑いの時代におくる“裏からのぞいた演芸史”。

目次

鼻の円遊と珍芸四天王
気違い馬楽とめくらの小せん
三亀松色ざんげ
爆笑王歌笑純情伝

著者等紹介

小島貞二[コジマテイジ]
1919年3月、愛知県豊橋市生まれ。新聞記者、放送作家を経て演芸・相撲評論家。日本放送作家協会会員、国立劇場演芸場運営委員、笑芸研究「有遊会」代表、相撲研究「貞友会」顧問、朝日新聞千葉版「千葉笑い」選者。2003年6月24日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アーちゃん

9
図書館本。明治から昭和三十年代ごろまでの噺家を中心とした奇人伝。自分の知っている、既に鬼籍に入った落語家さんたちがまだ新人の頃の話なので(当時は有名でも)名前も知らない方のエピソードが多々ありました。知っている名前でも先代だったり(笑)。著者の小島さん(彼もまた鬼籍の方)の文章にもリズムがあり、講談を聞いているような名調子で読ませてくれます。2016/07/18

sasha

2
明治・大正、そして昭和20年代にかけて活躍した噺家の列伝。面白くはあるのだが、やはり噺家本人を見ていない分、損した気分に陥る。2010/01/03

inokori

2
明治から昭和20年代にかけての噺家の奇人変人ぶりの評伝だから,名前と当時の評価は知識としてはあったけれども,その人の芸は残念ながら知らない.四天王と言われた噺家では「ラッパの円太郎」は志ん生の「淀五郎」の枕で聞いたことがあるだけ.「気違い馬楽」も「盲の小せん」も柳家三亀松も三遊亭歌笑も(ちょっと出てくる柳亭痴楽は「恋の山手線」をYouTubeで観た).現代には降臨しない——この時代にはもはや生きるべき場所のない彼ら奇人たちの藝が観たかったとホントに思った.2009/10/25

kaoruko

1
その昔の、落語家の方々の、それも、かなり奇人として名高い方の話がびっしり。 おもしろい。 本当に、その昔の芸人たちって、奔放というか、いい加減というか、。 何だか、その噺家たちの、落語の内容よりおかしい暮らしの様子が、そのもの落語になるんじゃないかと思えるほどの話ばかり。 笑える。2012/11/01

へちゃむく

1
平易で読みやすかったです。2009/12/17

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