ちくま文庫<br> つげ義春コレクション 近所の景色/無能の人

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ちくま文庫
つげ義春コレクション 近所の景色/無能の人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 345p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480425447
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

内容説明

マンガ家として行き詰まった「私」は、中古カメラ業、古物業にも失敗し、多摩川で石屋を始める。売れないマンガ家の無為の日々を描いた連作“石屋シリーズ”『無能の人』など10篇を収録。

著者等紹介

つげ義春[ツゲヨシハル]
1937(昭和12)年、東京葛飾生まれ。小学校卒業とともにメッキ工場に勤める。その後職を変わりながら、職業としてマンガ家をめざし、1955(昭和30)年に単行本『白面夜叉』で本格デビュー。貸本マンガや子供向け雑誌で活躍。1965(昭和40)年から「月刊漫画ガロ」に作品を発表し、じょじょに注目を集めるようになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Vakira

38
5月に読んだ「李さん一家」が面白かったので、本屋につげ義春の本を探しに行くが、この本1冊のみ。まだ見ていなかったが、昔 竹中直人がこの本の映画を撮って話題になっていた記憶。早速購入してしまう。無能のどうしようもないダメ男。家族を顧みず、我儘に儲からない石売り。確かに自然の造形は人を感動させる事も在るかも知れないが・・・Butなんで河原で・・・こんな甲斐性無し。なして奥さんがいるん。信じられん。しかも子供までいる。 2017/06/30

ミエル

31
久しぶりに表題作品が読みたくて購入、読了。やっぱり名著だな。十代の頃に背伸びして読んだ作品を年を経て読み返す楽しみは、このタイプの作品に限る。汚いもの、だらしない貧困への自分の中の嫌悪感を青臭いなとを楽しんでいただけだったのに、今は違う。生きることが、計画進行でも清廉潔白でもないのが大多数だと実感する年齢になれば、弛みきったダメ男の助川助三もクズながらに愛着がわく。例えるなら、愛犬の毛布がときどき嗅ぎたくなるのに似てるかも。臭いと知っていながら、「臭い」と言いたいが為に手に取る感じ。2024/05/17

ツバメマン★こち亀読破中

29
再読。売れない漫画家が、多摩川(調布あたり?)で拾った石を売る“石屋”を始める…一度読んだ本をよく忘れて再読している途中に“これ一度読んだな…”と思い出すことが多い僕ですが、この衝撃の設定は忘れません!(調布あたりは割と知っているエリアなのでリアルさが増す!)寂しすぎるぞ!でもまた何年かしたら再読するのだろうな。2020/02/11

みんく

20
多摩川で拾った石を多摩川で売ろうとしても、そりゃ誰も買わないでしょ!虚無僧ー都内に住んでた小さい頃、錦糸町駅前だったかな、たまーに見かけてた。なんとなく怖かった。今はどこ行ったのかな。土手下の韓国・朝鮮人のバラックの集落。差別する人もいれば、主人公のように普通に付き合ってた人もいたんだろうね。今はどこ行ったのかな。梶井基次郎・檸檬「見すぼらしくて美しいものに強くひきつけられた――どこか親しみのある、汚い洗濯物が干してあったりがらくたが転がしてあったりむさくるしい部屋が覗いてゐたりする裏通りが好きであった」2021/08/01

みや

17
1980年代に『COMIC ばく』に発表された作品を中心に10篇収録。助川シリーズは、堕落の道を自ら選択して生きる情けない男を自覚的に演じさせているところがミソか。時折見られるギャグ的な要素からは「軽さ」が偏重された時代背景がうっすら透けて見える。つい、つげ氏の実像と重ねてしまうが、いずれも完全なるフィクションであることに注意を要す。実はかなりの技巧と工夫を尽くした創作なのである。2023/02/25

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