ちくま文庫
小沢昭一がめぐる寄席の世界

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  • サイズ 文庫判/ページ数 333p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480424761
  • NDC分類 779.1
  • Cコード C0176

内容説明

寄席を愛し、「私の心のふるさと」であると語る小沢昭一が、落語家・講談師・浪曲師・漫才師など、寄席をめぐる様々な人たちの話に耳を傾け、その楽しさ、面白さ、奥深さを浮き彫りにしていく。

目次

桂米朝―落語という“ふるさと”へ
延広真治―江戸には寄席が百二十五軒もあった
柳家り助―背水の陣、四十一歳で前座になる
桂小金治―自分の落語をほめられて初めて泣いちゃったよ
国本武春―夢は、浪曲を「ROU MUSIC」に
小松美枝子―落語家と切っても切れない出囃子
神田伯龍―百二十五歳まで講談を続けたい
あした順子・ひろし―志ん朝師匠を張り扇でひっぱたいちゃった
笑福亭鶴瓶―上方落語の伝統を背負う予感
北村幾夫―新宿末廣亭よ、永遠なれ!
立川談志―完璧な落語をやる奴より、俺のほうが狂気がある
矢野誠一―落語も浪曲も講談も、年をとるほど分かってくる

著者等紹介

小沢昭一[オザワショウイチ]
昭和4年、東京生まれ。早稲田大学卒業。俳優座養成所をへて、昭和26年俳優座公演で初舞台。以後、新劇・映画・テレビ・ラジオと幅広く活躍。一方、民俗芸能の研究にも力をそそぎ、レコード「日本の放浪芸」シリーズの製作により昭和49年度芸術選奨新人賞を受賞。平成6年度、紫綬褒章受章。平成12年「紀伊國屋演劇賞個人賞」「読売演劇大賞優秀男優賞」を受賞。平成13年度、勲四等旭日小綬章受章。平成17年、朝日賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

sun

5
小沢昭一は寄席の事を案外(失礼)よく御存じだと思った。ただし談志以外は未来をあまり見ていない。2016/01/03

1.3manen

4
小沢師匠と13人による対話集。芸人こそ、いろんな世界を知っているし、実は勉強家である。人前で芸を披露するには並々ならぬ努力を見えないところでやっているのだ。派手ではないが、笑いをとるとは地味な努力あってこそと実感される。あした順子・ひろし両氏との対談ではキャバレー回りで得たことが書いてある。なにせ飲んだくれに話を聴かせて笑わす技術が要るんだから。舞台芸能で人を引き付ける技術は教員にも必要なのだが、人間の関心なんて千差万別なので、なかなか共感を得るのは難しいもの。簡単に笑えない時代にあって笑わせるのは凄い。2013/02/11

テクパパザンビア

2
やっぱりこの人は偉い人。2012/03/06

Mitsuhito Shiraha

1
寄席の芸、というのは映画と違って一期一会、見逃してしまうと二度と巡り合えない可能性がある。 小沢昭一は幼少期から東西関係なくそれらを網羅していて、その記憶とここに登場するお師匠さん方が結びついて皆さん随分口が滑らかで楽しい。 談志師の森繁久彌最強説に同意する小沢昭一だが、何の、最強は小沢昭一だろう。映画で時に関西人に扮する小沢の嫌味のない関西弁は上方演芸由来と想像する。2020/04/06

kazoukato

1
勉強になりますなぁ。2016/06/27

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