内容説明
寄席を愛し、「私の心のふるさと」であると語る小沢昭一が、落語家・講談師・浪曲師・漫才師など、寄席をめぐる様々な人たちの話に耳を傾け、その楽しさ、面白さ、奥深さを浮き彫りにしていく。
目次
桂米朝―落語という“ふるさと”へ
延広真治―江戸には寄席が百二十五軒もあった
柳家り助―背水の陣、四十一歳で前座になる
桂小金治―自分の落語をほめられて初めて泣いちゃったよ
国本武春―夢は、浪曲を「ROU MUSIC」に
小松美枝子―落語家と切っても切れない出囃子
神田伯龍―百二十五歳まで講談を続けたい
あした順子・ひろし―志ん朝師匠を張り扇でひっぱたいちゃった
笑福亭鶴瓶―上方落語の伝統を背負う予感
北村幾夫―新宿末廣亭よ、永遠なれ!
立川談志―完璧な落語をやる奴より、俺のほうが狂気がある
矢野誠一―落語も浪曲も講談も、年をとるほど分かってくる
著者等紹介
小沢昭一[オザワショウイチ]
昭和4年、東京生まれ。早稲田大学卒業。俳優座養成所をへて、昭和26年俳優座公演で初舞台。以後、新劇・映画・テレビ・ラジオと幅広く活躍。一方、民俗芸能の研究にも力をそそぎ、レコード「日本の放浪芸」シリーズの製作により昭和49年度芸術選奨新人賞を受賞。平成6年度、紫綬褒章受章。平成12年「紀伊國屋演劇賞個人賞」「読売演劇大賞優秀男優賞」を受賞。平成13年度、勲四等旭日小綬章受章。平成17年、朝日賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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