内容説明
何を食べれば人は病気にかからず長生きできるのか?WHO(世界保健機関)の研究の一環として、その専門委員である著者が、世界61カ所で20余年かけて調査し、その土地の人々の食生活と健康状態の関係を探る。文庫化にあたり、体にいい食品と、大量にとらないほうがいい食品が一目でわかるように印を付けた。なお、日本人の食生活に生かせる工夫を各項末に収録。健康に効く食材満載。
目次
第1章 長寿のためなら命がけ(「バターと塩」一日四リットルのバター茶が脳卒中のもと―中国・ラサ;「魚」魚を食べると高血圧が減る!―ネパール・ナムチェバザール ほか)
第2章 靴をはけば血圧が上がる謎(「塩」塩を使わないマサイ族は高血圧と無縁―タンザニア・ハンデニ;「牛乳・ヨーグルト」ミルクとヨーグルトが元気の秘訣―タンザニア・ハンデニ ほか)
第3章 「長寿食」の正体、みつけたり!(「モルモット」長寿村いちばんのごちそうは「クエ」―エクアドル・ビルカバンバ;「チーズ・豆・イモ」長寿の秘訣は「ケソ」がミソ―エクアドル・ビルカバンバ ほか)
第4章 長寿食でも短命、短命食でも長寿の不思議(「赤ワイン」フォアグラを食べてもワインに救われる!?―フランス・オルレアン;「内臓肉・野菜・ミネラル水」赤ワインだけが長寿の秘訣にあらず―フランス・オルレアン ほか)
第5章 人の和が活力のもと(「ヨーグルト・チーズ」ヨーグルトパワーで一〇〇歳まで元気―グルジア・コーカサス;「プルーン」塩の代わりに香辛料を使った長寿食―グルジア・コーカサス ほか)
著者等紹介
家森幸男[ヤモリユキオ]
1937年京都府生まれ。京都大学大学院医学研究科修了。医学博士。同大学大学院人間・環境学研究科教授、ハーバード大学客員教授などを歴任。現在、武庫川女子大学国際健康開発研究所所長、兵庫県健康財団会長、WHO循環器疾患専門委員、京都大学名誉教授。受賞歴は、科学技術庁長官賞、米国心臓学会賞、紫綬褒章受章など。高血圧の成因の研究から脳卒中のモデルの開発に成功し、栄養で脳卒中が予防できることを証明。人類の「食事目標」を求め、世界各地の調査を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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