出版社内容情報
十七歳の夏休みは古今東西の大長編を読み耽るには絶好のチャンスだ! 博覧強記の四九人が若い世代に贈る名著の数々。刺激的で楽しい読書案内。
内容説明
読書は出会いである。どんな本と出会えば、自分の未来に希望が持てるだろうか。進路の選択に悩む青春時代―高校2年の夏休みは古今東西の大長編を寝食忘れて読みふけるのに絶好のチャンスだ!作家、研究者、評論家から各界で活躍する博覧強記の約50人が、今こそ読みなおされるべき名著、知られざる傑作を、自身の読書経験を交えながら紹介する刺激的な読書案内。
目次
やめられない本…この快楽は蜜の味(楽しくなければ読書じゃない(阿刀田高)
本気で惚れた相手を口説くのは難しい(米原万里)
セルフ・ラーニングのすすめ(森まゆみ) ほか)
歴史を尋ねるとはどういうことか(小ぶりの歴史書再読のすすめ(山内昌之)
「日本」の対象化(鹿野政直)
文明の形(姜尚中) ほか)
人生に正解はない。それでも読まずにいられない(若い人にすすめる『源氏物語』と乱読(瀬戸内寂聴)
自由をもとめて(鎌田慧)
今こそ、友情物語を(佐木隆三) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
67
令和3年(2021年)読み納めの一冊。タイトルに『17歳のための…』とありますが、私の息子がちょうど17歳です。偶然とはいえ、息子にも読ませようという下心は有りませんでした、と言えば嘘になります。寄稿者は50名。当然なから、全員一角の人物です。推薦された本は約100冊。恥ずかしながら、私自身が読んだことのある本は10冊程度でした。しかも、ほとんどが社会人になってから読んだものです。『資本論』『戦争と平和』『ツァラトゥストラ』…この先、自分自身が読むことがあるだろうかとため息が出る本ばかりです。下に続く↓2021/12/31
フユコ
39
結構硬い本が多く勧められている印象だった。難しそうな本沢山だね…。(゚ω゚)中井久夫さんの勧めている文章が1番読んでいて楽しかったな。あのやり方を学生時代にやっていたとは、偉いなぁと思った。自分も真似たい。2025/08/18
バカボンのパパ
17
17歳じゃなく、大人が読んでもいいです。おもしろい。識者、芸能人の薦める読書案内。どんどん、乱読をせよ。というのに共感しました。読書したくなります。2017/12/11
やまゆ
9
本をオススメしておられる先生方が17歳の頃と、今の17歳は環境が違いすぎる。若い頃は時間があるから長編を読めというのはわかるが、今の若い人は結構忙しい。瀬戸内寂聴先生のおっしゃるように、本当は乱読できればいいのだけれど。2015/02/05
ゆたか
7
様々な論者が各々のお勧めの本を紹介しているだけ…なんだけれども、面白い。書名通り17歳の時にこの本に出会って、読書の世界に踏み込んでいけたら幸せだろうなァ。もし周りに17歳の高校生がいたら、「とりあえず片っ端から本を読め」と言いたい。2013/04/24
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