内容説明
廃墟を改造した部屋、服に埋もれた部屋、赤一色に染めた部屋、異常に狭い部屋、土足でないと危険な部屋…。インテリア界に衝撃を与えた『ＴＯＫＹＯ ＳＴＹＬＥ』で都市のリアルな賃貸生活を取材した著者が、その後９年をかけて取材した、関東関西の「大したことない人たち」の大したライフスタイル約３００物件。持ち家という名の首輪から解き放たれた、狭くて広い宇宙がここにある。
著者等紹介
都築響一［ツズキキョウイチ］
１９５６年東京生まれ。ポパイ、ブルータス誌の編集を経て、全１０２巻の現代美術全集『アート・ランダム』刊行。以来現代美術、建築、写真、デザイン等の分野での執筆・編集活動を続ける。９３年『ＴＯＫＹＯ ＳＴＹＬＥ』刊行。９６年『ＲＯＡＤ‐ＳＩＤＥ ＪＡＰＮ』を刊行、同書で第２３回木村伊兵衛賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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阿部義彦
11
マイブームの都築響一さんの低賃金の部屋の写真集。出世作「TOKYO STYLE」の続編です。今回はテーマ別に章が設けられています。関東関西の「大したことない人たち」の大したライフスタイル、面白すぎる。洒落で私の部屋も立候補しようかな？2016/02/16
ふろんた
10
今まで読んだ文庫本の中で一番高い（2200円）。ライフスタイルも自由だし、自分の趣味のものがたくさん詰まっている部屋はいいのだが、初っ端のゴミ屋敷は勘弁...2013/09/10
MURAMASA
9
某お気に入りさんの読書記録にあり、気になったもので購入。読み始めて早速、ノリがはがれてぱかっと表紙が取れてしまったのにびっくり。それくらいものすごいボリュームの中には、これでもかと詰め込まれた部屋部屋部屋。特に冒頭を飾った、片付けない部屋の様相には、１０年前に下宿してたころの自室を思い浮かべながらも、これほどではなかったなぁと胸をなで下ろしました。でも、枕元に本の山は、やってしまいますよねぇ。ナイトキャップ代わりの読書って、やめられませんもんねぇ。2009/09/12
りえこ
7
家を見るのが好きなのでかりてみました。私が長年住んでいる高円寺がたくさん出てきて面白かった。2012/03/03
エムコ
7
よく読むと知ってる物件だったり某デザイナーさん宅だったり。TOKYO STYLEが出版されたときの衝撃がなつかしくなり手にとった本書。これだけの物件をコンパクトな文庫サイズにまとめた編集力もすごいのですが、けっして内容はコンパクトじゃないむしろカオスな内容で圧倒されます。2010/02/09
