内容説明
「どうして勉強しなければいけないの?」「なぜ毎日学校へ通わなければいけないの?」こうした疑問には、大人になった今でもなかなか答えづらい。他にも、「どうして校則でソックスの色まで決められてるの?」とか「教科書ってほんとに必要なの?」など、生徒たちの疑問は尽きない。これらに対する答えはひとつではない。これまで考えられてきた学校や勉強についての「常識」を複眼的に問いなおし、「学ぶことの意味」をふたたび掴みとるための基本図書。
目次
第1章 どうして勉強するの?
第2章 試験の秘密
第3章 校則はなぜあるの?
第4章 教科書って何だろう
第5章 隠れたカリキュラム
第6章 先生の世界
第7章 生徒の世界
第8章 学校と社会のつながり
著者等紹介
苅谷剛彦[カリヤタケヒコ]
1955年東京生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。ノースウエスタン大学大学院博士課程修了、Ph.D.(社会学)取得。放送教育開発センター助教授等を経て、東京大学大学院教育学研究科教授。わかりやすくておもしろい授業が学生たちの間で評判となり、全国3万人の大学生から日本のNo.1ティーチャーに選ばれた実績をもつ。著書に『階層化日本と教育危機』(第1回大仏次郎論壇賞奨励賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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