内容説明
「惚れて通えば千里も一里、広い田ンボもひとまたぎ…なんてのは学校じゃアあんまり教エないですな」シリーズ最終巻は名作、熱演の廓ばなし十四席を収録。
著者等紹介
古今亭志ん生[ココンテイシンショウ]
1890年、東京神田に生まれる。本名美濃部孝蔵。初代小円朝門下の朝太をふりだしに1939年、5代目志ん生を襲名するまでに改名16回。若いころは酒と奇行で知られ、戦後は実力、人気ともに落語界の第一人者となる。落語協会会長をつとめ、紫綬褒章、勲四等瑞宝章受章。1973年没、83歳
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感想・レビュー
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toshi
7
お直し、首ったけ、五人廻し、錦の袈裟、茶汲み、干物箱、付き馬、白銅の女郎買い、坊主の遊び、三枚起請、文違い、居残り佐平次、品川心中、子別れ。 「品川心中」は後半の「仕返し」まで。 「子別れは」は前半の「強飯の女郎買い」+後半の「子は鎹」。2016/01/02
茶々太郎
2
シリーズ完結。なかなかに読みごたえのある全五巻だった。いわゆる江戸っ子の喋り方がすんなりと思い描ける世代って、どれくらいの年代なのだろうとふと思う。良作。2016/07/29
靖
1
今はない廓文化を味わう口述筆記本。全体的に志ん朝よりあっさりしてるのね。2011/05/21
1040
1
スッと、笑いが入ってきます。2010/03/28
Yohsuke Fukuoka
0
面白いのは、なんといっても色噺、廓噺。花魁が出てくると、人情噺も廓噺になるのかな。文七元結(ぶんしちもっとい)!