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ちくま文庫
国家に隷従せず

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  • サイズ 文庫判/ページ数 366p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480420244
  • NDC分類 304
  • Cコード C0136

内容説明

アメリカ帝国に隷従して戦争に突き進むこの国は、国民に対しては徹底的な監視と優生思想的な差別を行う。国民の自由や尊厳を無視して食い物にしていくこの国、それに隷従するマスメディアとわれわれ自身を抉る。文庫化にあたり、イラク派兵、人質事件、年金、鳥インフルエンザ、プロ野球界再編等、最新事件の報道されない真実を暴く。

目次

第1章 我、もの言わぬ奴隷にあらず
第2章 プライバシーが侵されていく
第3章 世界がマクドナルド化していく
第4章 優生学的思想が跋扈する
第5章 「禁煙ファシズム」の狂気
第6章 人間の自由と尊厳はどこへ
第7章 牧民官思想の政治学(聞き手・酒井隆史)
第8章 9・11以降のファシズム時代を生きる(文庫版のために)

著者等紹介

斎藤貴男[サイトウタカオ]
ジャーナリスト。1958年東京生まれ。早稲田大学商学部卒業。英国バーミンガム大学修士(国際学MA)。新聞記者、週刊誌記者などを経てフリーに
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ikuto Nagura

4
監視社会だの、言論統制だの、大げさじゃないかと初めは感じたけど、そういう解釈が可能な法律が成立したのは事実だし、そういう使い方が可能なシステムが身の回りに普及しているのも事実だ。「ファシズムは微笑みとともにやってくるという。私は、警鐘を鳴らすつもりで結果的に読者を欺く役回りを演じるピエロにだけはならないよう、回りくどい示唆は避け、許せないものは許せないと書くようになった。憎まれたり無視されたりも増えたが、誤読されることはなくなった」そういった覚悟を持って発せられた斎藤の警告を、私は無視することができない。2015/10/17

Ted

4
'04年12月刊。◎「便利」「ポイントがつくのでお得」というのを好餌にスイカやスマホ、クレジットカード等を国民に盛んに持たせようとする真意は、国や警察による個人情報の把握、および国民への統制である。これらのICチップが付いたような、記録の保存が永久的に可能なデジタル情報(免許証や健保カードも含む)はバラで持っていても簡単に「名寄せ」ができてしまうので「住基カード」などという胡散臭いものを持たせなくてもよいのである。寧ろ住基カード云々の議論は名寄せ可能なシステムを目立たないように完成させる為の囮だったのだ。2014/08/10

hikarunoir

2
全体主義化、管理社会化、経済格差拡大。本書刊行時より状況はもっと悪化してるのに、我々は見過ごし、今後も見過ごそうとしてるのだ。2013/08/18

isbm

1
★★☆2018/12/09

Y.T

0
☆☆☆2017/03/29

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