出版社内容情報
ヤングケアラーが近くにいたとき、何ができるか。〝居場所″をキーワードに考えていく。「クラスのあの子も?」「私も?」そう思ったときに読みたい最初の一冊。
内容説明
どんなときに「クラスメイトの中にヤングケアラーがいるかもしれない」と感じるだろうか。家事や介護だけでなく、精神疾患をもつ家族を助ける子どももいる。複雑な感情を抱え、孤立を深めているケースも多い。ヤングケアラーが近くにいたとき、何ができるか。“居場所”をキーワードに考えていく。
目次
第1章 ヤングケアラーってどんな存在?
第2章 家事や介護だけがケアなのだろうか?
第3章 愛憎相半ばする…
第4章 ヤングケアラーという言葉をどう受け止める?
第5章 なぜヤングケアラーが注目されるのか 社会構造の変化から考える
第6章 ヤングケアラーに必要な支援
終章 それぞれの「居場所」をみつける
著者等紹介
村上靖彦[ムラカミヤスヒコ]
1970年、東京都生まれ。基礎精神病理学・精神分析学博士(パリ第7大学)。現在、大阪大学人間科学研究科教授・感染症総合教育研究拠点CiDER兼任教員。専門は現象学的な質的研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
1
定義と現状: 大人が担うべき家事や家族の世話を日常的に行う子ども クラスの約10%が該当 心理的負担: 心の負担ー家族の心配や介護 愛憎の葛藤ー家族を支えたい⇔負担感 社会的孤立ー理解されず→孤立 ケアの形態: 精神的な支援 多様な状況 社会的支援: 大人の理解と介入 教育機関ー学校や地域が連携 アイデンティティ: 言葉の受け止め方ー自己認識に影響 自分の位置づけー個々の経験や価値観による 社会の変化ー経済的困窮や競争主義→増加している現状を→支援体制の構築急務 包括的アプローチー家族全体を支援する仕組み2025/01/27
Tamy
1
うーん。難しい。2024/12/28
takao
1
ふむ2024/12/23
言いたい放題
0
斜め読み2025/04/08
たぴ岡
0
子ども向けというにはちょっとむずかしいような気もするし、文章がかたすぎる気もする……とにかく、周りからのサポートが大切ってことですよね。でも、ヤングケアラー本人が声をあげないと気づけない、さらに言うと自分がそうであると気づいていないヤングケアラーもいるこの現状を変えていかなければならないと。ゆっくりゆっくり時代とともにゆがんでいったものを、どうにか正しいカタチに戻そうと思っても簡単なことではないよなぁ。私は近くの子がそうだと気づいたらどうにか手を差し伸べられるような大人になりたい。2025/02/19