ちくま学芸文庫<br> 最初の礼砲―アメリカ独立をめぐる世界戦争

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ちくま学芸文庫
最初の礼砲―アメリカ独立をめぐる世界戦争

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  • サイズ 文庫判/ページ数 560p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480099914
  • NDC分類 253.04
  • Cコード C0131

出版社内容情報

独立戦争は18世紀の世界戦争であった。豊富な挿話を積み上げながら、そのドラマと真実を見事な語り口で描いたビュリツァー賞受賞作家の遺著。

内容説明

1776年11月16日、大陸会議の旗を掲げた船が西インド諸島セントユースティシャス島に入港し、礼砲を放った。島の砦が答砲で応える。それはアメリカという「独立国」に対する最初の公的礼砲で、歴史の大きなうねりが始まった瞬間だった。本国イギリス政権担当者の無気力、参戦国オランダとフランスの国民感情・国家的背景などを分析し、アメリカ独立をめぐる18世紀の世界戦争を透徹した歴史観で描き出す。『八月の砲声』に著者最後の作品。

目次

「アメリカ合衆国の主権が最初に認知された場所」
黄金の岩
海乞食―オランダの台頭
「途方もない企て」―アメリカ海軍
海賊船―ボルティモア英雄号
オランダ人とイギリス人―もう一つの戦争
ロドニー提督登場
フランスの介入
アメリカ革命の危機
「ここで叩いておけばアメリカはこっちのものさ」
重大な瞬間
最期の機会―ヨークタウンの戦い

著者等紹介

タックマン,バーバラ・W.[タックマン,バーバラW.] [Tuchman,Barbara Wertheim]
1912‐89年。ニューヨークの名門に生まれ、ラドクリフ・カレッジを卒業。政治評論誌「ザ・ネーション」の論説や特集記事を担当し37年には記者としてスペイン内乱を取材、英国評論誌特派員ののち、文筆家、歴史家として活躍。63年に『八月の砲声』でピュリツァー賞を受賞、72年『失敗したアメリカの中国政策』で再受賞した

大社淑子[オオコソヨシコ]
早稲田大学名誉教授。英文学者。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MUNEKAZ

13
フランスやオランダ側の視点も重視しながらアメリカ革命を描いた一冊。アメリカの独立とパラレルに描かれるオランダの盛衰や、のちに革命を招くほどの莫大な支援を行ったフランスの存在を示すことで、植民地と宗主国の2国間の問題にとどまらない広がりを見せている。「アメリカ」という国家を初めて認めたオランダ植民地の礼砲から劇的に始まり、誤った先入観から愚かな決断を繰り返して自滅していく英軍と、著者の名著『八月の砲声』も思わせる筆致はグイグイと読ませる。唯一好意的に描かれる英国人、ロドニー提督の颯爽とした感じも印象的。2020/08/21

ごん

5
アメリカ独立戦争についての本ですが、最後の「真実と無限の誤謬との間」の中途半端な存在である人類という著者の言葉に考えさせられます。人間は当時から何も進歩していないようです。さて「ロドニー」は戦艦の名前になっているので知っていたのですがこんな人だったのですね。他にも軍艦の名前になっている人が出てきます。イギリス巡洋戦艦「フッド」、フランス巡洋艦「ドグラース」、イージス艦の「ジョンポールジョーンズ」、巨大で強力な空母「ジョージワシントン」。地名では「サラトガ」や「ヨークタウン」が空母ですね。2022/09/03

contradiction29

3
アメリカが独立国として最初に国際的な承認を得た1776年11月の「最初の礼砲」から、アメリカ独立戦争の流れを決定づけた1781年10月のヨークタウンの戦いまでの、独立戦争をめぐる世界的な争いを描く。当時の英国政府のgdgdは凄まじく、党派対立、戦術の劣化、司令官の間の不信、植民地の現状に関する誤った認識が蔓延っていたのは印象的だった。もし英国が本気になっていたら独立はなかったのかもしれないが、タックマンは英国に対してかなり辛辣に書いている。オランダの現地総督は本国の命令をガン無視して商売をやっていたらしい2021/11/18

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