出版社内容情報
独立戦争は18世紀の世界戦争であった。豊富な挿話を積み上げながら、そのドラマと真実を見事な語り口で描いたビュリツァー賞受賞作家の遺著。
内容説明
1776年11月16日、大陸会議の旗を掲げた船が西インド諸島セントユースティシャス島に入港し、礼砲を放った。島の砦が答砲で応える。それはアメリカという「独立国」に対する最初の公的礼砲で、歴史の大きなうねりが始まった瞬間だった。本国イギリス政権担当者の無気力、参戦国オランダとフランスの国民感情・国家的背景などを分析し、アメリカ独立をめぐる18世紀の世界戦争を透徹した歴史観で描き出す。『八月の砲声』に著者最後の作品。
目次
「アメリカ合衆国の主権が最初に認知された場所」
黄金の岩
海乞食―オランダの台頭
「途方もない企て」―アメリカ海軍
海賊船―ボルティモア英雄号
オランダ人とイギリス人―もう一つの戦争
ロドニー提督登場
フランスの介入
アメリカ革命の危機
「ここで叩いておけばアメリカはこっちのものさ」
重大な瞬間
最期の機会―ヨークタウンの戦い
著者等紹介
タックマン,バーバラ・W.[タックマン,バーバラW.] [Tuchman,Barbara Wertheim]
1912‐89年。ニューヨークの名門に生まれ、ラドクリフ・カレッジを卒業。政治評論誌「ザ・ネーション」の論説や特集記事を担当し37年には記者としてスペイン内乱を取材、英国評論誌特派員ののち、文筆家、歴史家として活躍。63年に『八月の砲声』でピュリツァー賞を受賞、72年『失敗したアメリカの中国政策』で再受賞した
大社淑子[オオコソヨシコ]
早稲田大学名誉教授。英文学者。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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