出版社内容情報
ある問題を最も効率よく解決するための科学的意思決定の手法。当初は作戦計画として発案されたが、現在では経営科学等多くの分野で用いられている。
内容説明
オペレーションズ・リサーチ(OR)は、第二次世界大戦中、イギリスで軍事作戦研究の技法として創案された。その後、軍事に限らず企業経営や公共政策などさまざまな分野・組織において、意思決定の数学的・科学的アプローチとして発展を遂げた。問題の解決、改善のための最も効率的で最も適切な方法は何か。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オザマチ
9
数学的ツールを持ち出す前に、そもそもORは何ができるのか、どういった順序を踏んで問題を解決するのか、何に注意すべきなのか、といったことを丁寧に解説してくれる。2022/06/03
無重力蜜柑
6
設備の開発や増産といったハード面ではなく、規則や制度などの運用方法といったソフト面を定量的に分析、改善し、様々な効率性の向上を目指すのが「オペレーションズ・リサーチ」だ。元は第二次世界大戦期のイギリス空軍による防空レーダーの運用方法の開発から始まった軍事研究の一分野で、戦後に民間転用され日本へと広まったらしい。ゲーム理論もここから生まれたのだとか。オペレーションズ・リサーチという言葉は初めて聞いたが、内容自体は経営学や経済学では幅広く取り組まれていそうにも思う。こっちには明るくないので断言はできないが。2022/04/16
愛楊
1
本書は、2002年にブルーバックスより出版、2020年に文庫化された。ハードに対立するソフトによる解決を指向し、現実の体系のモデル化、政策提言まで組み込んでいることがオペレーションズ・リサーチ(OR)の特徴である。しかし正直なところ学問的なレベルの低さを感じた。機械学習的手法に飲み込まれそうである。2023/12/22
jiroukaja
1
読みやすく分かりやすく簡単に読めた。注意事項含めて仕事してたら知らない間に勝手に身についたけど学問として気になるので追っていきたい。欠点としては、次に読んだらいいおすすめの本がなく、参考文献がアップデートされていないこと。2020/09/23
horada
0
**2024/02/17
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