ちくま学芸文庫<br> 風姿花伝

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ちくま学芸文庫
風姿花伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480099624
  • NDC分類 773
  • Cコード C0110

出版社内容情報

秘すれば花なり――。神・仏に出会う「花」(感動)をもたらすべく能を論じ、日本文化史上稀有な、奥行きの深い幽玄な思想を展開。世阿弥畢生の書。

内容説明

「秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず」。神・仏に邂逅した出来事を、神事・仏事として「花」をもたらすべく再現する儀礼“猿楽能”をどのように修するか。約二十年かけて増補改訂、推敲が重ねられた世阿弥の主著。有限・無常な修者は、生涯を通して「花」を体現すべく、しぐさ、舞、物まね、音曲をどのように習い学ぶか、台本である謡曲をどのように作るか、興行はどうあるべきかなどが論じられる。そこでは幽玄論の確立とともに、日本文化史上稀有な奥行きの深い思想を展開。本書は『風姿花伝』を日本思想史の文脈のなかに位置付け、捉え直した画期的訳注書。

目次

風姿花伝(風姿花伝第一年来稽古条々;風姿花伝第二物学条々;風姿花伝第三問答条々;風姿花伝第四神儀云;(風姿花伝第五)奥義云
風姿花伝第六花修云
風姿花伝第七別紙口伝)
夢跡一紙
金島書

著者等紹介

世阿弥[ゼアミ]
貞治2‐嘉吉3?(1363‐1443?)年。室町時代前期の能役者、能作者。観阿弥の長男。能の大成者として、現代にまで通じる能の基礎を確立。将軍足利義満の知遇を得て以降、天下に名声を博す。後、足利義教に迫害され、佐渡に流される。最晩年の消息は不明

佐藤正英[サトウマサヒデ]
1936年生まれ。東京大学名誉教授。倫理学・日本倫理思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホシ

17
何となく能「敦盛」をyoutubeで見て以来、能が頭を離れず本書を手に取りました。『風姿花伝』を座右の書とするビジネスマンもいるのだとか。初心を忘れず謙虚に勉励を重ね、かと言って努力の姿を他人に見せず、その都度その都度の申楽に全霊を注ぐ。そこに年々去来の「花」が現れる。たとえ老いて若き日の瑞々しさが消え失せたとしても、学びを怠らなかったならば老骨にも花が残る…。こんなふうに私は受け止めました。演劇とは全く関係のない仕事に携わっていますが、たしかに多くの示唆を与えてくれる一冊です。2020/04/30

けん

9
★2.5 私のようなド素人には 、『100分で名著ブックス』の方が 分かりやすかった。2021/09/20

Mihoko

5
初心忘るべからず、時分の花とまことの花、年々去来の花、男時女時…と聞いたことあるフレーズが出現。猿楽能を鑑賞したことのない私にはサッパリ解らず。ネットで調べ、納得しながら読了。老齢になってもそこで起こることは初めての体験、初心と思い挑戦し続けよ!と。励まされる言葉。若い時の花は一時のことかもしれないが、年代年代の経験を積み重ね最後に残るまことの花を咲かせなさいみたいな!こんなキチンと生きてない~。と落ち込む。豚肉真珠の私の風姿花伝でした😢2021/08/18

ろっか

3
「これはあらゆる福徳を見極め、もたらす妙なる花の口伝である」猿額の家を継ぐ子孫への家訓。一子相伝の秘伝書が世に知られたのは明治時代。現代語訳や補説を読んで、改めて世阿弥の言葉の意味を知ることができた。「初心忘るべからず」命には終わりあるが能には果てがない。「秘すれば花なり。秘せずば花なるべからず」相手に知らせないことによって生涯を通しての花の持ち主となる。秘事を保持していること自体を相手に知られてはならない。「いずれの花が散らずにいるであろうか。散るゆえに、咲く時があって珍しきなのである」2021/03/06

otukiokiyoshi

0
岩波文庫版も購入したけど、やはり現代語訳がついているこちらの方が初心者が読むには断然にいい。2025/05/04

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