出版社内容情報
ドゥルーズの哲学は、いまという時代に何を問いかけるか。生命、テクノロジー、マイノリティといった主題を軸によみとく。好評入門書の増補完全版!
内容説明
いまや「現代思想」の枠を越え、多方面に圧倒的な影響を及ぼしているドゥルーズ。一見、“反‐哲学”的にもみえるその思考は、あらゆる「根拠」というものが失われた現代において、哲学はいかにして可能かを掘り下げるものだ。では、ドゥルーズの哲学は、いまという時代にどのような問いを投げかけているだろうか。本書は、「生命」「テクノロジー」「マイノリティ」といったテーマを軸にすえ、その核心を読み解く試みである。ドゥルーズの苦闘を、いまを生きぬく哲学として平明な言葉で描き出した快著に、大幅な増補をほどこした入門書の決定版!
目次
第1部(はじめに―解けない問いがあらわになってくること;世界とは解けない問いである―ドゥルーズの“哲学”素描;“私”ではない“個体”が生きること―結論に代えて)
第2部(マイノリティとテクノロジー;自然について―『千のプラトー』;マイナーサイエンス/マイナーテクノロジー;金属と冶金術師;徒党集団―マイノリティの存在様態;マイノリティと政治;生命の政治倫理学へ)
著者等紹介
檜垣立哉[ヒガキタツヤ]
1964年、埼玉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中途退学。現在、大阪大学大学院人間科学研究科教授。博士(文学)。専攻は哲学、現代思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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