ちくま学芸文庫<br> ドゥルーズ―解けない問いを生きる (増補新版)

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ドゥルーズ―解けない問いを生きる (増補新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480099587
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C0110

出版社内容情報

ドゥルーズの哲学は、いまという時代に何を問いかけるか。生命、テクノロジー、マイノリティといった主題を軸によみとく。好評入門書の増補完全版!

内容説明

いまや「現代思想」の枠を越え、多方面に圧倒的な影響を及ぼしているドゥルーズ。一見、“反‐哲学”的にもみえるその思考は、あらゆる「根拠」というものが失われた現代において、哲学はいかにして可能かを掘り下げるものだ。では、ドゥルーズの哲学は、いまという時代にどのような問いを投げかけているだろうか。本書は、「生命」「テクノロジー」「マイノリティ」といったテーマを軸にすえ、その核心を読み解く試みである。ドゥルーズの苦闘を、いまを生きぬく哲学として平明な言葉で描き出した快著に、大幅な増補をほどこした入門書の決定版!

目次

第1部(はじめに―解けない問いがあらわになってくること;世界とは解けない問いである―ドゥルーズの“哲学”素描;“私”ではない“個体”が生きること―結論に代えて)
第2部(マイノリティとテクノロジー;自然について―『千のプラトー』;マイナーサイエンス/マイナーテクノロジー;金属と冶金術師;徒党集団―マイノリティの存在様態;マイノリティと政治;生命の政治倫理学へ)

著者等紹介

檜垣立哉[ヒガキタツヤ]
1964年、埼玉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中途退学。現在、大阪大学大学院人間科学研究科教授。博士(文学)。専攻は哲学、現代思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サゴウ

44
ドゥルーズの著作を読みたいと強く思い、千葉雅也『現代思想入門』で紹介されていた入門本の1冊目として読んでみた。3冊読んだが本書が一番とっつきやすい入門本であると思った。そして非常に勇気づけられる文言が多く、自分の過去に感じた閉塞感や解放感を理論づけてくれるありがたみを感じた。本当にもっと早く出会いたかった思想家だ。しかし、過去の経験があるからこそ理解できるのかもしれない。2023/11/09

ほし

16
ドゥルーズ入門本。ドゥルーズの哲学を生命のポジティヴィズムの視点から捉え、否定性や死を軸とするのではなく、卵としての世界、潜在的な多様体としての世界からの生成を描くドゥルーズ哲学の意義が語られます。中心的な軸を持たずに、異種のものとも結びつく生のありかた。そのような変化し続ける生の流れを肯定する倫理が、ドゥルーズ哲学から見出せるのではないかとします。正当性のもとに繋がるのではなく、ズレや違和感において繋がる、生命の政治倫理。読みやすくも示唆の多い、面白い一冊でした。2022/09/03

きくらげ

13
増補新版、第一部はNHK出版からの収録、ドゥルーズの総体的なイメージを生命と生成の哲学者としての側面から描く。第二部では千のプラトーで取り扱われるマイノリティについての議論へと接続し、個体として存在する我々の現代におけるあり方を探る。2019/11/10

ラウリスタ~

11
古典として哲学史に組み込むという意味での入門書ではなく、現代を生きる我々にとって切迫した問題を考えるための切り口としてのドゥルーズ入門。情報(デリダ)と生命(ドゥルーズ)が「人間の消滅」(フーコー)以降の新たなパラダイムにおける二本柱。歴史とは、問題(環境、差別)への答えを見つけることではなく、新たな問題を設定すること。構造主義(システム>個人)も、それへの反発(システムから逃れる個の価値)も、ともにシと個が「未決定な生成の場」であることを見逃している。構造は静的なのではなく、出来事。動的に生成する構造。2019/12/16

フリウリ

9
後期のドゥルーズを読んでいて、なんとなくわからないです、というようなときに本書第二部を読むと、薄い光が指してきて、また本と自分との位置関係を把握できる、という気になります。わたしにとって、ドゥルーズを読んでいくうえでの「救急箱」となりました。92025/03/25

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