ちくま学芸文庫<br> 日本の神話

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日本の神話

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480099570
  • NDC分類 164.1
  • Cコード C0114

出版社内容情報

八百万の神はもとは一つだった!? 天皇家統治のために創り上げられた記紀神話を、民俗のオリジナルな原神話に解体する画期的な一書。解説 金沢英之

内容説明

古代日本においては、統治の正統性を確立するために、征服した部族が、征服された側の神話を、自らの神話に取り込んだ。そうして出来上がったのが天皇家の神話、記紀神話である。記紀神話の成立にあたっては、天皇家に征服された伊勢の豪族、度会氏、宇治土公氏がすすんで協力した。その結果、伊勢地方の太陽神であったアマテラスが万世一系の祖先神となる。しかしなぜ単なる一地方神が皇祖神に選ばれたのか?それはアマテラスが、日本人にとって最も当たり前で受け入れやすいタイプの神だったからだ。国家統治のために創り上げられた神話を元の地方神話に解体し、日本の神の原初の姿を取り出して見せた、画期的な研究。

目次

神話をつくる人びと
日本神話の基盤
海から天へ
海の信仰と神話
日本の古代信仰
吉野・熊野と神武天皇
カミガミの単純化
神路川をめぐって
大いなる神話ニッポン
神話の時代
伊勢の内宮と外宮の関係
固有信仰の復元

著者等紹介

筑紫申真[ツクシノブザネ]
1920‐73年。在野の民俗学者、歴史学者、神話学者として活躍した。國學院大學卒業後、第59代沼田国造として広島・沼田神社の神職を務めながら、中学校で教鞭をとった。敗戦後は三重県の中学・高校を転任し、伊勢をフィールドに民俗調査に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mahiro

11
古来日本の信仰では神は海の彼方からやって来て浜辺でミアレ(生れ、荒れ)して川を遡ってゆくものだったのがいつの頃からか、天から聖なる山に降り立ち川を下って行くものに変化したという所や、古代からの天皇のシャーマンとしての役割、機織り女(七夕つ女)についての考察など、日本各地にある日向の地名の読み方ヒムカとヒナタの違いの意味についてなどが興味深かった。2019/12/04

Junko Yamamoto

1
沖縄のニライカナイからの水平思考とヤマトの天孫降臨の垂直志向。 古代の日本も水平思考であった。高天原、は タカアマガハラ であったろう。それがいつ創作されたかは6ー7世紀ではなくてもっと早かったのでは。。。例えば弥生時代後期。2019/11/15

わ!

0
著者は、中学校の先生を務めながら、一方では神主、そして在野の民俗学者というマルチな活躍をされた方だ。1973年には亡くなられている方で、この本も1964年に書かれたものである。東京オリンピックの年…というと、最近だと捉える人もおられようが、もはや50年以上も昔の話である。そういう意味ではこの本に書かれている民俗学的な情景は、もはや懐かしい日本の姿でしかないのかもしれない。まさに高度成長期の日本の論文なのである。それにしても、著者が書く、海から河口、川上へと移動してゆく祭神の伝播という考えは面白いですね~。2019/12/11

キャメルズボン

0
興味深いが極めて非論理的で屋上屋を架すの繰り返し、実はあるかもしれないが読者には根拠の示されない推定や断定が非常に多い。2020/11/14

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