出版社内容情報
三河国松平郷の一豪族が徳川を名乗って天下を治めるまで、主君を裏切ることなく忠勤にはげんだ大久保家。その活躍と武士の生き方を誇らかに語る。
大久保 彦左衛門[オオクボ ヒコザエモン]
著・文・その他
小林 賢章[コバヤシ タカアキ]
翻訳
内容説明
徳川家の譜代として、主君を裏切ることなく代々奉公してきた大久保家。その家筋を誇り、子々孫々に至るまで忠勤にはげむことを説いた『三河物語』は、松平郷に興り家康に至るまでの徳川家九代の歴史を今に伝える重要古典である。著者の大久保忠教、通称彦左衛門は、歴史上名高い長篠の戦い(1575)や関ヶ原の戦い(1600)、そして自ら参戦した上田城攻め(1585)などの様子を生き生きと描写し、ときには「天下のご意見番」として、主君への憤懣をも隠さない。当時の俗語で書かれた難解な原文を、読みやすい現代語訳で送る。
目次
三河物語1 徳川家の先祖と大久保一族(徳川家の先祖;初代親氏、西三河松平郷に興る;二代泰親、岩津、岡崎の城をとる ほか)
三河物語2 若き日の家康(九代家康;三河譜代の人びとの労苦;水野信近の死去 ほか)
三河物語3 江戸開府と家康の死(信玄の遠江出撃;三方ガ原の戦い;譜代の臣はお家の犬 ほか)
著者等紹介
大久保彦左衛門[オオクボヒコザエモン]
永禄3年(1560)、松平氏(のちの徳川氏)の家臣である大久保家に忠員の八男として生まれる。幼名平助、のち忠教に改名。彦左衛門は通称である。二度にわたる上田城攻め(天正13“1585”、慶長5“1600”)に参与するなど、家康・秀忠・家光の三将軍に仕えた。『三河物語』は元和8年(1622)頃から執筆が始まったとされ、自筆本が伝来する。寛永16年(1639)没
小林賢章[コバヤシタカアキ]
1949年、名古屋市生まれ。大阪大学大学院修士課程修了。同志社女子大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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