ちくま学芸文庫<br> 北欧の神話

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北欧の神話

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480097934
  • NDC分類 164.389
  • Cコード C0114

出版社内容情報

キリスト教流入以前のヨーロッパ世界を鮮やかに語り伝える北欧神話。神々と巨人たちとが織りなす壮大な物語をやさしく説き明かす最良のガイド。

山室 静[ヤマムロ シズカ]

内容説明

キリスト教流入以前のヨーロッパ世界を鮮やかに語り伝える北欧神話。グングニールを携えた戦いの神にして知識の神オーディン、あらゆるものを粉砕する槌をもつ雷神トール、神々の世界に諍いをもたらすトリックスター・ロキなど、バラエティに富んだ神々や巨人、小人たちが登場するこの神話は、神々と巨人たちとの最終戦争という壮絶な幕切れでも知られる。その特異な世界観は人々を魅了し、これまで多くの芸術やファンタジーの源となってきた。本書では、そんな北欧神話の代表的な物語や主要な神々をわかりやすく紹介。北欧文学研究の第一人者による、北欧神話の世界への最良のガイド。

目次

1 天地創造の神話
2 オーディンの神話
3 雷神トールと巨人の戦い
4 フレイとヴァナ神族
5 その他の有力な神々
6 女神たちの神話
7 ロキの裏切り
8 神々と世界の破滅―その再生

著者等紹介

山室静[ヤマムロシズカ]
1906‐2000年。詩人・文芸評論家・翻訳家。東北帝国大学卒業。戦後、埴谷雄高・小田切秀雄らとともに「近代文学」の創刊に関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こーた

48
ヨーロッパ人にとってのキリスト教は、日本人にとっての仏教のようなものだ。北欧の神話こそが、その精神の内奥に、あたかも神道のごとく根ざしている、のかもしれない。その神々の、なんと人間くさいことか。奪い合い、騙し合い、殺し合い。鍛治(テクノロジー)によって世界を建設し、有能な人材なら他の種族でも積極的に取り込む。辺境の民である彼らヨーロッパ人が、なぜ科学を発見し、世界を制服しえたのか。神話を知ることで、その根底にある思想の一旦が垣間みえた気がした。2017/05/31

❁Lei❁

35
宇宙樹ユグドラシルの下、巨人と神々、小人や妖精が生きている北欧神話。強烈な寒さと危機に満ちた灰色の印象でした。その不安定で切迫した世界観は厳しい土地ゆえかもしれません。しかしその不穏さにわくわくし、引き込まれてしまいました。加えてそれぞれの単語がカッコよく登場人物も魅力的で、様々な創作に使われるのも分かります(厨二心がくすぐられます)。特にロキは知恵者なのにいたずら者の神様で、そのお茶目さがお気に入りです。本書は入門にぴったりで、基本知識をやさしく解説しています。これを踏まえてより深く知りたくなりました。2021/09/25

六点

21
1982年に『世界の神話』というシーリズ物の一冊として刊行された本である。40年前にはギリシャ神話やヘブライ神話に比べ本邦に於いては知られていないと、前文で述べられている。それから40年、北欧神話はヲタクの基礎知識になるところまで市民権を得てしまった。まさに滄海変じて桑田となるとしか言いようのない変化である。『エッダ』など、記録されたのが遅い神話であるが故に、キリスト教などの影響を大きく受けている。もし原型が残っていれば…と、思う。『世界の神話』、他の本も読みたくなった。訳わからん神話も多いだろうねえ。2020/05/29

みけ

20
神話に加え考察も載っていて非常に勉強になった。最高神オーディン息子トール…そう解釈していたけれど、どうもそう単純な話でもない様。土地定着時代は、農耕の神で信義や生産を司るトールやチュールを最高神とし、陸地を捨て、個人主義に走ったバイキング時代になると、狡知や知識にたけたオーディンを最高神にしたのではないか…面白いなぁ。現在ある資料は9世紀以降、キリスト教徒によって編さんされたものがメインだなんて本当に残念。バルドルの死からのラグナロクなんて、(言われてみれば)まんま最後の審判じゃないか。2018/11/01

やま

11
ワーグナーのニーベルングの指環の元になっているので以前より興味あり。ワルハラ、フライヤ、ワルキューレ、小人と巨人、黄金などのキーワードを発見。ストーリーはかなり違うものの、スカンジナビアやデンマークの風景を思い出すと、この自然にこの神話が納得させられる。2017/04/06

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