ちくま学芸文庫<br> 枕草子〈下〉

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ちくま学芸文庫
枕草子〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 528p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480097873
  • NDC分類 914.3
  • Cコード C0193

出版社内容情報

『枕草子』の名文は、散文のもつ自由な表現を全開させ、優雅で辛辣な世界の扉を開いた。随筆文学屈指の名品は、また成熟した文明批評の顔をもつ。

清少納言[セイショウナゴン]

島内 裕子[シマウチ ユウコ]

内容説明

冴えわたる批評精神。優雅で辛辣で洗練された洞察は、また普遍的な文明批評の顔をもつ。女性だからこそ、男性だからこそ、文学として味わえる現代語訳を付す。下巻は、第一二九段「無徳なる物」から第三二五段「物暗う成りて」までを収録。

目次

無徳なる物
修法は
はしたなき物
関白殿の、黒戸より
九月ばかり、夜一夜
七日の若菜を
二月、官の司に
頭の弁の御許より
何どて、官
故殿の御為に〔ほか〕

著者等紹介

清少納言[セイショウナゴン]
966?‐1021~28?年。平安時代の歌人、随筆家。本名未詳。清は清原氏の略称、少納言は宮仕え時の称呼。曾祖父清原深養父、父清原元輔は歌人。幼少時より和歌と漢学の教育を受け、その学才が世に知られる。一条天皇の中宮定子に出仕し、定子に促され『枕草子』を執筆

島内裕子[シマウチユウコ]
1953年生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。同大学院修了。博士(文学)。放送大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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tsu55

23
没落していく中関白家の窮状には一切触れず、煌びやかな宮廷生活を描く清少納言は、元祖「信頼できない語り手」で、この本は1000年前の『日の名残り』といったところなんだろうか。 脚注の類がなくって、代わりに口語訳に言葉を補うことによって理解しやすくなっている。まれに言葉を補い過ぎて、鬱陶しく感じるときもあるけれど。2024/07/18

あまね

21
上下巻を通して、雅な世界を本当に堪能できました。清少納言の情緒の豊かさ、見識の深さ、美意識の高さ、五感を大切にして敏感に感じる四季折々と身の回りのこと等々、素晴らしいの一言につきます。最初は世の人に公開するつもりもなく書き始めたせいか、なかなか辛辣でバッサリ言い切るところも小気味よく、『清少納言先輩、さすがです‼️』と言いたくなります。上巻でも思いましたが、何より島内先生の訳が良いです。読みやすく、後に続く『評』でその段の理解が深まります。『枕草子』を全編通して読んだことに、今は充実感でいっぱいです。2024/05/05

チューリップ

6
清少納言はこの文章を誰かに読まれるという想定はしないままで書いていたらしいので結構辛辣に言っている時とかあるんだけど、昔の時代の人のリアルな本音なのかなと思うと興味深いものがある。虫の鳴き声についてとか人の事を誉めたり悪く言ったりとかどれだけ時間が流れても人も自然も変わらない所があるって分かると何だか不思議な気持ちになる。2021/12/18

Yuki Snowy

3
北村季吟『枕草子春曙抄』を底本とし,著者による現代語訳と評を続けるスタイル。下巻は第一二九段「無徳なる物」から跋文の第三二五段「物暗う成りて」までを収録。終わりに近づくにつれ,あんなにも自由気ままに筆の遊びを謳歌していた清少納言なのに,跋文の冒頭そのままに暗く閉ざされていくようで彼女に何が起こったのかと思いやられ辛かった。上下巻を通し読みするのに十ヶ月かかったし古文には苦労したが,常に次の段を読むのが楽しみだった。何度読んでも発見がありそうで,これからは,ふと思い付いた段を読み返したりしたいと思う。2025/02/04

ペミカン

3
酒井順子訳の方(池澤夏樹編の全集)を読み始めたのだが、やはり原文を読みたくなり。しかも意外と本による編纂の違いが気になり、岩波の方も合わせ読むことにしたのでやたら時間がかかった。平家を読んだ後だからか王朝時代の文章がわかりにくいったらなかったwひたすら高級な物をあがめる彼女だが252「世の中に猶いと心憂き物は人ににくまれむ事こそ」にしんみりするなど、共感するところも沢山あった。2023/03/10

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