出版社内容情報
本は読んでなくてもコメントできる! フランス論壇の鬼才が心構えからテクニックまで、徹底伝授した世界的ベストセラー。現代必携の一冊!
ピエール・バイヤール[バイヤール,ピエール]
大浦 康介[オオウラ ヤススケ]
内容説明
本は読んでいなくてもコメントできる。いや、むしろ読んでいないほうがいいくらいだ―大胆不敵なテーゼをひっさげて、フランス文壇の鬼才が放つ世界的ベストセラー。ヴァレリー、エーコ、漱石など、古今東西の名作から読書をめぐるシーンをとりあげ、知識人たちがいかに鮮やかに「読んだふり」をやってのけたかを例証。テクストの細部にひきずられて自分を見失うことなく、その書物の位置づけを大づかみに捉える力こそ、「教養」の正体なのだ。そのコツさえ押さえれば、とっさのコメントも、レポートや小論文も、もう怖くない!すべての読書家必携の快著。
目次
序
1 未読の諸段階(「読んでいない」にも色々あって…)(ぜんぜん読んだことのない本;ざっと読んだ(流し読みをした)ことがある本
人から聞いたことがある本
読んだことはあるが忘れてしまった本)
2 どんな状況でコメントするのか(大勢の人の前で;教師の面前で;作家を前にして;愛する人の前で)
3 心がまえ(気後れしない;自分の考えを押しつける;本をでっち上げる;自分自身について語る)
結び
著者等紹介
バイヤール,ピエール[バイヤール,ピエール] [Bayard,Pierre]
1954年生。パリ第八大学教授。精神分析家。文学をめぐる様々なパラドックスに着目し、創造的批評論を展開する。20タイトルに及ぶその著書は、各国語に翻訳されている
大浦康介[オオウラヤススケ]
1951年生。京都大学教授。専門は文学・表象理論、フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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