ちくま学芸文庫<br> 議論入門―負けないための5つの技術

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ちくま学芸文庫
議論入門―負けないための5つの技術

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480097422
  • NDC分類 809.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

議論で相手を納得させるには五つの「型」さえ押さえればいい。豊富な実例と確かな修辞学的知見をもとに、論証や反論に説得力を持たせる論法を伝授!

香西 秀信[コウザイ ヒデノブ]

内容説明

人を納得させる議論には「型」がある。「定義」「類似」「譬え」「比較」「因果関係」―たった五つの論法さえきちんと使いこなせれば、誰だって自分の考えを的確に表現できるようになり、一見もっともらしい相手の主張の弱点も見えてくる。教育現場でディスカッションなどを指導する際の手引きとして書かれた本書には、議論に欠かせないこれらの技術の使い方と、それに対する反論の仕方といった、私たちが身につけておくべきイロハが明快に論じられている。豊富な実例を通して論証・反論の技術を磨く、確かな修辞学的知見に裏打ちされた入門書。『議論の技を学ぶ論法集』文庫版。

目次

第1章 定義(最も必要なことだけの定義;説得的定義―論証的定義;定義としての名づけ;反論に関する若干の注意)
第2章 類似(正義原則;暗示的人格攻撃;相手の主張を不条理に帰結させる論法;その他のヴァリエーション;反論の方法)
第3章 譬え(関係の誇張;論争の武器としての笑い;価値の転移による効果;譬えの脆弱さと反論の方法)
第4章 比較(a fortiori―より強い理由によって;勿論解釈とその応用;反論の可能性―誰にとっての「より」なのか)
第5章 因果関係(これは「論法」か?;原因による正当化;結果による正当化;反論の方法)

著者等紹介

香西秀信[コウザイヒデノブ]
1958‐2013年。香川県生まれ。筑波大学第一学群人文学類卒業。同大学院博士課程教育学研究科単位修了。琉球大学助手、宇都宮大学教育学部教授などを歴任。専攻は修辞学(レトリック)と国語科教育学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

41
定義からの議論とは、議論の対象となる「もの」の性質を、議論の必要とする限りにおいて指摘して、自らの主張の根拠とする議論の型を意味。特に注意していただきたいのは、「議論の必要とする限りにおいて指摘して」という条件。定義からの議論における定義とは、対象の定義そのものが目的でなく、論証のための材料にすぎない。定義が完全・正確な定義である必要は全くない。議論の目的に役立つ程度に不完全でいいという(25頁~)。2016/11/28

ATS

17
レトリック(詭弁)は論破や説得という他者に対する道具よりも護身術的な道具かなと考えている。「週に3時間筋トレする人は癌のリスクが低い」というデータがあるとしよう。そこに専門家がやってきて「癌を予防するには週に3時間筋トレするのがよい」と言ったらどうか?これは詭弁というよりただの論理間違いであるがこういう嘘を見抜くのに役立つかなと(「低リスクの人は週に3時間筋トレしている=週に3時間筋トレするとよい」ではない)。小野田博一「正論なのに説得力の・・・」にはさらに多くの詭弁が紹介されておりオススメである。2022/07/06

ラウリスタ~

11
定義からの議論=議論の対象を議論に必要な限りにおいて定義し、そこから議論の型を作る。外に論拠を求めない最も正攻法。論敵の価値観を利用して自らの価値観を認めさせる技術(伝統vs民主主義で、「伝統とは、民主主義を過去にまで押し広げたものだ!」と、相手の価値観(民主主義)によって、自らの伝統を認めさせる。あとは、類似、喩え、比較、因果関係において同様に、適切でない例なども出しながら議論で用いられる方法を分けていく。学問的な議論ではなく、より一般社会において汎用性の高い議論の形を示す。2019/01/29

孤独な読書人

11
レトリックの専門家が書いた論法に関する本。専門的でなかなか難しい。 2018/04/11

9
議論の技術から5つの要素を取り上げ、それぞれを過去の論述文を例にして解説している。身につけるにはかなり再読が必要だろうけれど、一回読んだ時点で、今までもやもやとしていた体験を少し整理してくれた感じがある。良い本。2017/01/08

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