出版社内容情報
性行為を用いた修行や呪いの術など、チベット密教に色濃く存在する闇の領域。知られざるその秘密に分け入り、宗教と性・暴力の関係を抉り出す。
正木 晃[マサキ アキラ]
内容説明
性行為の歓喜が心身の力を極限まで高め、究極の智恵をもたらすという理論を根拠に、修行に導入された「性的ヨーガ」。不正義の人が悪事を成す前に、浄土に送り届けることは救済にほかならないという思想に基づく「呪殺」。チベット密教には、いまだ秘匿された教義が数多く存在する。なぜそうした奥義がチベットで歓迎されるに至ったのか。その背景を解き明かしつつ、知られざる神秘に迫る。国や地域と時代を問わず、宗教にあまねく内在する暴力とエロティシズムの原理にまで鋭く切り込んだ一章を増補。宗教の本質を抉り出す驚異の密教入門書。
目次
第1章 チベット密教誕生への道
第2章 ドルジェタク登場
第3章 光と闇
第4章 ドルジェタク以降
第5章 チベット仏教の最終解答
補章 聖典解釈から生まれる暴力
著者等紹介
正木晃[マサキアキラ]
1953年神奈川県生れ。宗教学者。筑波大学大学院博士課程修了。国際日本文化研究センター客員助教授、中京女子大学助教授、純真短期大学教授を経て、慶應義塾大学文学部・立正大学仏教学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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