ちくま学芸文庫<br> 現代という時代の気質

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ちくま学芸文庫
現代という時代の気質

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  • サイズ 文庫判/ページ数 184p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480096791
  • NDC分類 934
  • Cコード C0110

出版社内容情報

群れず、熱狂に翻弄されることなく、しかし自分自身の内に篭ることなく、人々と共に歩み、権力と対峙していく方法を、省察の人・ホッファーに学ぶ。

内容説明

大学の教壇に立ちながらも若き日から従事してきた港湾労働を続け、「沖仲仕の哲学者」と呼ばれたホッファーによる、地に足の着いた社会批評集。現代という時代は多くの問題を解決してきたように見える。従属を強いられた国や人々に平等な世界への扉を開き、飢餓や貧困を減らす、といったように。しかし掲げられた目標が望ましいものであった場合でも、急激すぎる変化は大きな副作用を引き起こす。ホッファーの見るところ、それがナチズムでありテロリズムであり、経済至上主義であった。社会や人心を冷静に分析し、世の中と、権力と、しなやかに向き合う方法を、省察の人に学ぶ。

目次

1 未成年の時代
2 オートメーション、余暇、大衆
3 黒人変革
4 現代をどう名づけるか
5 自然の回復
6 現在についての考察

著者等紹介

ホッファー,エリック[ホッファー,エリック] [Hoffer,Eric]
1902‐83年。アメリカの社会哲学者。正規の学校教育を一切受けず沖仲仕として長く働いたことから「沖仲仕の哲学者」とも呼ばれる。1964年にカリフォルニア大学バークレー校教授(政治学)に就任したが、65歳になるまで沖仲仕の仕事はやめなかった

柄谷行人[カラタニコウジン]
1941年兵庫県尼崎市生まれ。思想家、文芸評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

37
社会的能力は天然資源をいかに効果的に利用するかによってと、人間資源をどう利用するかによっても測られる(048頁)。権力はつねに人間の本性、人間という変数を行動の方程式から信念の教育によって実行する(056頁)。商人のふつう、権力の外観よりもその実質に関心を抱く(090頁)。人間は未完成の動物であるのみならず、未完成の人間でもある(108頁)。よい生活とは姑息な手段、妥協、小悪、完全への努力の金剛から成立(136頁)。 柄谷氏によると、著者は日雇い労働をし、金と暇ができれば図書館で読書。未婚(158頁)。 2015/07/26

さきん

21
大衆の持つ特徴を長所短所合わせて観察する他、アメリカとヨーロッパ、日本、ロシア、中国とも比較し、住んでいるアメリカでの観察は鋭い。今アメリカ化した日本にも当てはまることが多いように思う。技術の発展が人々の退化を招く。知識人が狂信的な独裁体制を築いてしまうなどパラドックスな展開が多い。2016/10/03

紫羊

17
半世紀前に書かれたものですが、アメリカの特異性、共産主義と知識人の歪な関係性など、そこかしこに今に通じる明察が煌めいていました。2022/03/29

おおた

15
黒人に辛辣すぎるところは苦笑するしかないが、きちんとした学校を出ないでここまで思想を推し進められる力はしなやかでかっこいい。オートメーション化で人々が失業することではなく自尊心を失うのではないかと喝破するところは、今のAI論にまんま当てはまりそう。現代はいつだって少年のように幼稚で、大衆は手の付けようのない混沌だという。ここで語られる知識人とは現代のリベラルになぞらえることができて、対立の構図は変わってない。2019/12/01

呼戯人

14
エリック・ホッファーのアフォリズムは非常に鋭い。時代の微妙な変化を読み取りそれを読みやすい文章に定着している。すでに1960年代に現れていたポスト産業社会への変化を鋭く嗅ぎ取り、人間の持つ変化への抵抗をこれまでにない深さで捉えている。ユング心理学を読まずして、それを超えるような認識を示している。「いたるところに自尊心へのあくなき欲望がある。自尊心は魂を購うことのできる唯一の通貨なのだ」。(P132)これは21世紀の日本で現れている時代の兆候だと言われてもおかしくないのだ。2015/07/01

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