出版社内容情報
厖大かつ精緻な文献調査にもとづく記念碑的著作。古代エジプト・バビロニアからギリシャ・インド・アラビアへいたる歴史を概観する。図版多数。
内容説明
数学―ひと口に「数学」と言っても、数の数えかた、数字の書きかた、計算のしかたなど、時代と地域によってその姿はさまざまだ。ギリシア人は論理的な厳密さを極め、インド人はゼロを発見した。数字を書いて筆算をする人もいれば、算板を使って計算をする人もいた。本書は厖大な文献をもとに各地・各時代の事跡を収集。正確かつ内容豊富な叙述は、原書刊行から100年以上たった今なお他の追随を許さない。図版満載で読みやすい、数学史研究の記念碑的名著。文庫化にあたり中村滋氏による校訂を施した。
目次
序説 数え方と数字(数え方;記数法)
第1篇 古代の数学(算術と代数;幾何学と三角法)
第2篇 中世の数学(算術と代数;幾何学と三角法)
著者等紹介
カジョリ,フロリアン[カジョリ,フロリアン] [Cajori,Florian]
1859‐1930年。スイスに生まれる。16歳のときに渡米しウィスコンシン大学で学位取得。テューレーン大学教授、コロラド大学教授等を経て、カリフォルニア大学バークレー校に数学史教授として就任
小倉金之助[オグラキンノスケ]
1885‐1962年。東京物理学校卒業。林鶴一のもとで数学を学び、微分幾何の研究で学位を取得
中村滋[ナカムラシゲル]
1943年生まれ。東京海洋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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