出版社内容情報
社会の10%の人が倫理的に生きれば、政府が行う社会変革よりもずっと大きな力となる――環境・動物保護の第一人者が、現代に生きる意味を鋭く問う。
内容説明
私的利益と倫理が衝突する場合、あなたならどうするか。もしもあなたが姿を消して、誰にも知られずに何でも好きなものを手に入れられるような場合、すべての倫理的基準を捨て去るのが合理的な判断なのだろうか。それでも正義を重んじるとすれば、そこにはどんな理由があるだろう。西洋倫理学の伝統からプラトン、ルソー、カント等の豊富な議論をとりあげて新たな角度から解明しつつ、経済倫理、遺伝子操作等のアクチュアルな問題を考察。『実践の倫理』『動物の解放』の著者であり、環境・動物保護運動のリーダーとしても活躍する著者が、理論と実践の両側面から現代倫理を徹底的に再考する!
目次
第1章 究極の選択
第2章 「そのどこが私のためになるんだ」
第3章 世界を使い果たす
第4章 この生き方の由来はどこにあるのか
第5章 利己心は人の遺伝子の中にあるか
第6章 日本人の生き方
第7章 お返し戦術
第8章 倫理的に生きる
第9章 倫理の本性
第10章 ある目的のために生きる
第11章 よい生き方
著者等紹介
シンガー,ピーター[シンガー,ピーター] [Singer,Peter]
1946年オーストラリア生まれ。メルボルン大学をへてオックスフォード大学で、R.M.ヘアのもとで学位取得。メルボルンのモナッシュ大学生命倫理学センター所長、国際生命倫理学会会長歴任。現在プリンストン大学、モナッシュ大学教授。優れた倫理学者として世界的に高名なだけでなく、動物解放、菜食主義、難民救済、環境保護などの実践運動のリーダーとして国際的、精力的に活躍
山内友三郎[ヤマウチトモサブロウ]
1933年秋田県生まれ。京都大学文学部卒業。大阪教育大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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WATA
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壱萬弐仟縁
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大道寺