ちくま学芸文庫<br> 政治思想論集

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政治思想論集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 204p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480095299
  • NDC分類 311.234
  • Cコード C0110

内容説明

20世紀を揺るがした政治哲学の巨人が、法、権力、国家理性などの基本概念や、自由主義批判、決断理論、例外状態論などの主要テーマに取り組んだ7篇の論考。神も自然も凌駕しつつある現代の人間にとって、権力とはいったい何に由来し、その限界はどこにあるのか?はたしてそれは善なのか、悪なのか?こうした問いの根源に立ち戻り、一人の若者を相手に生の言葉できわめて平明に語った貴重な対話も収録。さらに「政治理論とロマン主義」では、代表的論文「政治的ロマン主義」の核心を凝縮した議論を展開。再解釈が進められるその思想に新たな光をあてる珠玉の論文集。

目次

法・国家・個人―『国家の価値と個人の意義』・緒言―(一九一四年)
政治理論とロマン主義(一九二一年)
フリードリヒ・マイネッケの『国家理性の理念』に寄せて(一九二六年)
ドイツにおける全体国家の発展(一九三三)
現代国家の権力状況(一九三三年)
ナチス法治国(一九三五年)
権力並びに権力者への道についての対話(一九五四年)

著者等紹介

シュミット,カール[シュミット,カール][Schmitt,Carl]
1888‐1985。ドイツの公法学者、政治思想家。第一次大戦後のワイマール体制やヴェルサイユ体制への批判として強力な国家を標榜。1933年のナチスの政権獲得とともに、一時期支持者となり、戦争責任を問われたが、晩年には国際法や思想史関係の論文を多く発表した

服部平治[ハットリヘイジ]
1935‐。元鈴鹿国際大学教授。専門はイギリス社会思想史

宮本盛太郎[ミヤモトモリタロウ]
1942‐2005。元京都大学教授。専門は政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ラウリスタ~

10
短い論文を集めたもの。前書きにもあるように、初期の論文は何を言っているのか全然分からない。年を取るにつれ、分かりやすくものを書くようになっている。全体主義へと移行しつつあるドイツで、どのように権力というものを捉えたのか。それを使う人間もが操られていく権力の奇妙な正体。「権力が権力者自身に対しても一つの独自の独立した偉大な存在である」ということについて。それを生み出す保護と服従について。権力論は分かりやすく面白い。ロマン主義と政治とかの話しは分からん。2014/01/11

壱萬参仟縁

8
国家とは何か? シェリングを引いて、国家とは、理念の中に あり(傍点)、存在するもので ある(傍点)。国家は芸術作品で あり(傍点)、芸術的に客観化されている(042頁)。プラトンの国家論もあるが、国家とは何か、は現代人にとっても悩ましい問題である。ノヴァーリスは国家を美しき個人と称した(061頁)。現代国家の核心は行政である(127頁)。技術の発展は国家権力を増強させる(132頁)。国家の光と影の双方を見ないといけないと改めて思う。国家という装置は人間がつくったもの。制御できなくては存在意義を疑われる。2013/05/24

うえ

5
「カントはなおルソーを道徳の次元におけるニュートンとほめたたえ、若きヘーゲルはルソーをソクラテスやキリストに比すべき人物と称した…カントの表現によると、悪魔どもが国家を作り上げるのに必要な知力をもっていさえすれば、悪魔の一群さえ国家を作り上げることが可能なのである」メーストル、バーク、ボナールの「三人は、そろいもそろって皆、形而上学者や哲学者、とりわけルソーを、完膚なきまでに否定しながら、以下のことについて意見が一致している…合理主義的な格率を楯にとった個人の活動は何ものをも創造しないものであること」2015/09/06

ナン

2
購入時は全然理解できず読み進めるのを断念していたが、今回再挑戦。5/7(論文数)は読むことができた。ある程度シュミットの著作や関連本を読んでから手をつけた方がよいかも。ロマン主義についての論文は、バークやルソー等様々な思想家に言及があり面白く読めたので『政治的ロマン主義』に挑戦してみたい。「権力並びに権力者への道についての対話」は、この中では、読みやすい内容。権力や決断、独裁等について論じてきたシュミットが、ある種それらの限界を悟った、という感じ。深い内容を突いていると思うので、時間を置いて再読したい。2020/08/01

弱いおたく

1
シュミットによるマイネッケの「国家理性」論批判がいかにもシュミットといった感じで面白い。2015/07/08

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